第4話 ★集めの小説を書く方法

 前々回の予告にもあったように、小説の内容について触れます。

 これまでも紹介したように、攻略自体に重きを置いた解説になるので、実際の良作品作りからは外れます。

 良い作品を作りたい方は他のエッセイへ移ってください。


 さて、内容というより、公開の方法について先に触れておきます。

 公開は間違いなく、一日一話です。

 それ以上も以下も効率が下がります。

 カクヨムで★やPVを集めるためにはたくさん露出する必要があります。

 しかし、他のエッセイでも語られているように、新規公開のページがクソすぎます。

 よって、一日一話以上は公開してもメリットがありません。

 運良く★がもらえたら翌日のピックアップに祈る方法がベストです。

 ようするに運だめしです。

 実力は関係ありません。

 だから、小説の内容が悪いから読者がつかないんだとは考えない方がいいです。

 実際、なろうではそれなりの評価を受けている作品をカクヨムに持ってきてもいい評価は得られません。

 

 私の主観ですが、なろうは実力主義、カクヨムはコミュニティ主義だと考えています。

 フォローユーザーの作品だけ読む人が一定数いるからです。

 ユーザーフォーローされるとかなりメリットが大きいので、作品をフォローされた場合はユーザーをフォロバすると良いでしょう。

 高確率でフォロバしてもらえます。


 前の話で語ったように、近況ノートでユーザーを囲う手段も有効です。

 フォローユーザーに向けての専用コンテンツを用意するわけです。

 マメな方は近況ノートでイベントを打っている人もいます。

 そこまでする必要はないでしょうが、近況ノートに制作秘話や後書きのようなものを載せるだけで大きく変わるのではないでしょうか?


 さて、本題に戻します。

 小説の内容ですが、読者の層を考えるに、ライトユーザーが大半です。

 スマホアプリでサクッと読みたい人が大半です。

 なので、★を付けるためには最終話まで読まないと★を付ける画面には進めません。

 スタートダッシュで一気に公開したいところですが、それはやめておいた方がいいでしょう。

 ★にはつながりません。

 じわじわ話数を増やすタイプの方が★を稼ぎやすい状況にあるようです。

 実際、3話程度だけど、★が50とかの作品をちらほら見かけます。

 あれは、1~3話にお楽しみ要素をちりばめまくった結果だと言えます。

 

 つまり、3話までに一度は盛り上がりを付けなければなりません。

 しかもライトユーザーがメインなので、1話は2000字程度です。

 2000字には根拠があります。

 カクヨムにはPV数に合わせて広告収入を得る手段がありますが、それが2000字を境に適正文字数として判断しているからです。


 2000字に届いていなければ広告収入も減ります。

 別に収入はいらないという人も2000字は守った方がいいと思います。

 2000字という数字は運営が直接設定している数字です。

 つまり、運営は2000字程度で1話が適切だと判断したと考えることができます。

 私も全て2000字を基準に書いています。

 なぜ、運営が決めた2000字に従うのかと言うと、角川の運営が決めているわけですから、出版化やアニメ化など考えた上で2000字という数字を設定しているはずです。

 しかし、なろうでは、5000字程度の作品が多いように感じます。

 それは、カクヨムの方がなろうよりさらにライトユーザーが多いことを表しています。


 おそらく「無料、小説、ファンタジー」で検索したらなろうが初めに出てくるはずです。

 それで納得できない人がカクヨムへ来るはずです。

 実際、なろうは読むためには「読もう」へ行く必要もあるので、UIが分かりにくいです。

 そうなると、カクヨムユーザーはネットリテラシーの低い人が集まりやすい状況と言えます。

 カクヨムのアプリのUIはかなり優秀ですからね。

 中身はカスですが……。


 ライトユーザーをメインターゲットにしているわけですから自然と小説の中身や漢字の使い方、改行のスパンなど気を付けることがたくさんあります。

 中身は前述したとおり、3話までに山場を作ること。

 3話で一旦公開を止めてもいいと思います。

 十分★が付いて加速できたところで続きの公開を再開すると良いでしょう。


 次に漢字の使い方ですが、難しい漢字や読みにくい漢字は使わない方が吉です。

 ライトユーザーは少しでも自分に不快な情報があればすぐに読むことをやめます。

 つまり、ブラバされます。

 ブラバを防ぐためには堅苦しい表現をやめて、1話目からドキドキする展開を求めています。

 だって、無料で無数に小説は転がっているわけですから。

 無理にあなたの難しい小説を読む必要はありません。


 もちろんセンテンスも短い方が吉です。

 一文が長いとそれだけで読みにくくなります。

 中には主語のねじれがあるのに公開している作品もよく見かけます。

 

 文の塊としては5文程度で一行のスペースがあくと読みやすいらしいです。

 もちろん、勢いのある文章だと、ガンガン読み進められますが、テクニックが必要となるので、5文程度で一行のスペースと考えておくと良いでしょう。


 最後に私の体感での理想の公開スパンをお知らせしようと思います。


なろう…スタートダッシュできる。一気に読みたい読者が多い。なるべくたくさんまとめて公開する方がPV稼ぎやすい。


カクヨム…スタートダッシュできない。じわじわ読みたい読者が多い。★をつけてもらうためには、3話で一旦公開を止めると良い。


アルファ…なるべくまとめて公開が良い。まとめると、インセンティブを稼ぎやすい。インセンティブがアマゾンギフトなので口座を登録する必要がなく、便利。


 次回はギリギリの星爆について書きます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

カクヨム攻略法(異論はコメントで認める) ahootaa @ahootaaa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ