すごいですね。
泉鏡花みたいな、明治の文学作品を読んでいるような錯覚を覚えました。
口をぱくぱくさせる鯉達の姿に、「永遠に報はれぬ苦界」に生を送る人間の業を重ねるというのが、なんとも文学的で哀しい感じがして、すてきだと思いました。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
さらに、過分なご感想まで頂戴し、非常に嬉しく喜んでおります。
先人の足許にも及びませんが、日本語の語彙や文章を用いて、物事をいかに描写するかということに腐心し、これからも精進したいと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
夢の中で、自身の精神の厭な面に出喰わした。そんな感じの印象を受ける、幻想的ながらどこか忌まわしい話だと思います。
作者からの返信
お読みいただき、ご感想まで頂戴し、非常に嬉しいです。
ありがとうございます。
何の因果にか、この世に生身を得たからには、その図体を持て余しながらも、死ぬまで生きねばならぬものですね。
生きるということはつくづく忌まわしいものだと思います。
まあ、その忌まわしさは享楽とも一脈を通じるものではありますけれど。