20230922

●20230921

 ふたなり美少女になって全裸で町中を歩きながら(R-18)をして回るというろくでもない夢。

 至る所、女性、少女、更には少年にまで毒牙に掛けて(R-18)をまき散らしマーキングして暴れまわる、本当になぜこんな夢を見たのかがわからない夢。


 割愛。

 

●20230922

 某何インクラフトゲーム。

 私のキャラクターが氷原が広がる台地を駆け抜ける。

 オンラインのサーバーだけあって自らの安全や自らのその技術をデザインを披露する為か、数多の人々がインフラ構築に余念がない。

 それゆえに氷原、と表しても最早それはバイオームの事を指し示す言葉のみで無限に開発がされた土地が広がっている。

 雪が降り積もった自らの財を誇るような空中に浮かぶ金塊のオブジェクト、ガラスブロックに閉じ込められた冷える事の無い、無限に熱と光を放つ溶岩のピラミッド。

 人々の表現欲の成れの果ての氷原の大地、これを横目に何かを目指して一心に氷原の上に敷かれた石で出来上がった道を駆け抜けていた。

 だが残念なことに、氷原の合間にある岩盤まで到達するかのような谷間に掛けられた橋、これから操作をミスったのだろうか足を滑らせて転落してしまったのだ。

 一瞬、しかして永遠にも感じる落下の時間。

 手を伸ばしても離れてゆく、声を上げる暇もなく遠くなる氷原の空。

 バチ!

 キャラクターが谷の途中にある出っ張りに引っ掛かり、落下ダメージを受けた音が谷の合間に木霊する。

 キャラクターが上を見上げると100ブロック(1m=1ブロック)程落ちたのだろうか相当な高さの崖が両サイドに広がっており、まずよく生きてたなという感想が浮かび上がる。

 今着用している防具のおかげだろう、さすがフルエンチャント付きのダイヤ防具だと感心していると次にギリギリまで減ったライフポイントに目が移る。

 誰かに素手で1回殴られたら終わりというほどのライフポイントしか持っておらず、ほぼ瀕死という言葉に等しい状況であった。

 いま敵モンスターに矢でも射られたら一巻の終わり、それを防ぐために何か食糧をとキャラクターの持ち物を開くものの回復アイテムや食料を一切持ち合わせていなかったので、私は直ぐに血の気が引いた感覚を覚えた。

 キャラクターが倒されるとアイテムその他がその死亡地点にまき散らされるために回収するのにも大変骨が折れるのだ。

 時間によってはそのアイテムたちも消失してしまうため、せっかく地下労働で得た貴重なアイテムたちをみすみす無くしてしまうのは避けたい。

 となれば急ぎここから脱するために何か手を尽くさなければならない。

 手持ちには石を破壊し素材化できるピッケルがある、であれば崖沿いを削り、それを素材に足場を作り谷の上を目指す。

 誰か人を呼んで助けを呼んでもよいのだが、生憎今はこのサーバーに誰も居ない時間帯だったのでそれ以外に手立てが見つからなかった。

 崖沿いの石ブロックを上下二つ削り、足場を置く。

 一歩進む。

 崖沿いの石ブロックを上下二つ削り、足場を置く。

    □

   □

  □

 □

 10ブロック程上ることが出来たところで、谷底から望む狭い空が暗くなり次第に雪が降り始める。

 ゲームの中だというのにうすら寒く感じるような雪が音もなくパラパラと振りはじめた。

 このゲームでは寒さによってダメージを受ける事は無いので今まで掘って来た道が見えなくなる以外の降雪による影響は無い。

 崖沿いの石ブロックを上下二つ削り、足場を置く。

 一歩進む。

 崖沿いの石ブロックを上下二つ削り、足場を置く。

    □

   □

  □

 □

 40ブロック程上って来た。

 もう半分まで来た、あともう半分、もう半分だ。

 雪はまだ降り続けて、今いる足場ですらもうっすらと雪のカーペットが敷かれている。

 頭上にはゲームの四角い月が雪空の中に浮かんでいて、まるで後もう少しだと応援するように私を月光で照らす。

 あともう少し、あともうす…。

 ズルっ。


 雪に足を取られて滑らせた。

 空中で月光のスポットライトにただ一人照らし出される。

 段々と無限に増殖する闇の中に包まれて。


 ここで目が覚める。

 今日は思ったよりも涼しかったようで、タオルケット1枚では足りなかったかもしれない。

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