6話



あのあと映画部の部室に行って、

みんなで話し合いの結果

殺された奥田さんが関わっていた






『殺人鬼スコーピオン』






という映画を見ることになった。




















そして映画を見終わり、

皆がゾロゾロと映写室を出て行く中、


瞬だけは座ったまま。




「瞬? 生きてる〜?」






長谷川 「先輩?」






瞬「いや、今の映画何か引っかかったんだよな。

途中で屋上跳ぶとこ」

と私たちに同意を求めてくる瞬。


だけど私は怖くてよく見ていなかった。



真壁「すっげぇ跳んでたよな!」




瞬「確かに跳んでたけど、そうじゃなくて…」







「要くんは気付いた?」





「いえ、僕は特に…」




すると、


六路木「あっ…あのー、ミス研の君たちも、

暇だったら雑用やってくれないかな?」


私たちの会話を妨げるように、

六路木さんが話しかけてくる。




「浅桜くん、今から撮るシーンのエキストラやってほしいんだ」







瞬「えっ、俺?!」








「あと、楓月さんも。

やっぱり君みたいな綺麗な子は

華になるんだよね」








瞬「えっ、楓月?!」




「私ですか!?」

でも、私綺麗じゃないし…。








六路木「いい?」








「んー…まあ、ちょっとだけなら。」







六路木「わかりました」






瞬 「!?!?」





要 (先輩の顔、すごいことになってるなぁ…(笑))



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