第12話


あれから私は” TY ”に投稿してから一日が経ちその画面越しの表示を見たいた。


「ええ....何これ――」


探索者カオル 〈本垢〉

@Tansakusya_Kaoru

探索者ランク:S

誕生日:11月05日

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カオルちゃんねる〈本垢〉

@Tansakusya_Kaoru

チャンネル登録者 205390人

動画本数 0本

とう垢はダンジョン探索者カオルが配信に使う垢となっています。


編集用垢 https://youtube.com/..etc


私はスマホに映し出されるアカウントの数字を見て私は、なんでこんなに増えてるの?なんて疑問に思っていた。


それからすぐに薙がやって来て、理由を教えてくれる。


「これだよこれ、この人たちが私たちの宣伝と、あとこれのせいだと思う。」

「うわぁ、ホントだこの子の影響力凄いな。」


そう呟く私は、” TY ”の画面に映る私たちがこの前知ることとなった人物が映し出されていた。



鹿苑寺アリア 〔✔︎〕@Rokuonzi_ARI...・1日

今後の私の推しなので、みんな!認知してくれると嬉しいな。( ˶'ᵕ'˶)b

┌――――――――――――――――┐

  探索者カオル @Tansa...・1日

 これからダンジョン配信をする....

....etc



そのRT数といいねの数を見てこんなになるんだなぁ〜なんて捉え方を改めていた。


「ひとまず、結果としては宣伝できたからいいのでは?それに姉さんは別に配信の事で相槌やある程度の受け答えで大丈夫だと思うから、そんな気にしなくていいからね。編集も私がするから。」

「そこは、ほんとありがと薙。できることなら手伝いたいんだけど、私あまり機械とかに強くないから任せられるのは有難いんだけど...」

「?」

「その...出来るだけ...ね?前に話した内容を取り入れようとは、しないでね?」


そういう私は、この準備期間だ薙と春香ちゃんに言われた通りに今後やる配信の内容を色々と教えて貰っていた。


その内容の中で、私はさすがにこれはと言うものをできるだけ取り除いて言ったが、2~3個押し切られてしまって承諾してしまっているから、それを採り入れられたら流石の私も羞恥心が芽生えてくるから、出来れば辞めて欲しい、と願っている。


そんな私が必死な心で願うような素振りで薙を見つめていると、薙が少しニヤリとしながら口を開き語り出す。


「それは、姉さん次第だよ♡それに春香さんのお返し、とか。そんな事もあるから、私からは答えられませーん。」

「う、うう...すぅ〜はぁ〜わ、分かりましたよ!もう全く。」


そんなことを切り出されてしまったら強く言えないじゃないか。それに今後の事とか本当に偶然が重なって起きた出来事なのもあったから、無理やり、と言えなくもない押しつけで、オーブや色々と放置した手前出来るだけ、春香ちゃんの事は気にかけてあげたいのは、私の本音だ。


できる事ならとは、まぁ会うまでは思っていなかったけども、実際に会って本当に素直でいい子なのは、分かったしそれに愛嬌があって、私も可愛いと思うから、出来るだけ守ってあげたいとは思っている。


だけど、それでも私は、言われた事の負担の方が気がかりでなんとも言えないと言う状況なのだということを、思いたかったのだった。




   ◆    ◆    ◆




私は準備が整っても家から出る勿論デバイスのストレージに今回使う配信用の浮遊する球体型カメラ〈改〉を入れている。


動かし方は、分からないとは言わないがある程度使える。撮影映えなんかは全くと言っていいほど分からないが、それを今日教えてもらう為に、今共に配信をしてくれる春香ちゃんの元へと向かっている。


まぁ道中は、いつも通りスキルで見えなくしているからトラブルの心配なんて考えないように進んで行く。

それから、指定されたAAランク級のダンジョンで『樹海の静域』について春香ちゃんを探して周りを見ていたら、奥の方で待機していたので、私は後ろから


「こんにちは、春香ちゃん」

「うわっ!――はぁ、何だ薫さんかもうビックリさせないでくださいよ!!」

「ごめんごめん、でも無防備だったからつい揶揄いたくなっちゃって、それと思った通りいい反応するね。」

「それは薫さんのスキルが、特殊且つ色々と謎が多いんですから、あまり使わないでくださいよぉ〜」

「わかったよ。」


そういって、私たちはダンジョンの中に入っていく。ある程度の広さを誇るこの『樹海の静域』は、かなり軽めのAランクよりのAAランクダンジョンだから、私たちにとって安全でこの配信に打って付けの場所とも言える。


それもあって、資源の殆どは、かなり取付されているから人の出入りもそんなにない。だけどたまに、成長の一環として、このダンジョンに踏み入れてくる探索者たちもいるから絶対とは言わないが、気をつけるのに越したことはないと思っていた。


「それじゃあ、これから配信やっていきますか薫さん」

「そうだね、出来るだけ頑張っていくよ。」


そういって私は配信の電源をつけるのだった。




◇◆◇◆◇◆


お読み頂き、ありがとうございます!


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〈あとがき〉


遅れて(´•ω•`)スマヌ...

色々と内容の方向性とかを考えていて少し更新するのを送らせてしまいました。


因みに、内容は変わらず無双系最難関ダンジョン攻略は変わらずで、ハーレム要素を大分減らしていますが、ハーレムになるのは確定事項なので、よろしくです。


次回の内容ですが、ついに配信スタートとある兄妹です。お楽しみに


追伸


因みにですが予定しているヒロインはあと3人増えます。〈人間だけとは言わない〉


それでは!!( ^-' )

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