第10話


5〜7日掛かると言ったなあれは嘘だ(・・)

薫が春香ちゃんと再会を果たしてからの続きとなります。


果たして、薙と春香ちゃんは打ち解けることができるのだろうか!!(できます)


それでは続きをどうぞ(*>∀<)ノ


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あれから私たちは、人通りの少ない協会の裏側に来ていた。春香ちゃんは少し戸惑いながらも、私についてきてくれて何も言わないでいる春香ちゃんを私の後ろで、少しもの珍しそうに春香ちゃんを観察する、薙に話しかける。


「薙さんや、そんなに春香ちゃんを凝視してたら、本人が戸惑うから少し控えようね。」

「まぁ、そうですね。でも一応姉さんの今回の原因でもあるので、どんな人なのかかんさ...ではなく知りたいじゃないですか?」


この子さっき観察って言いかけたよね?まぁ薙も美少女や強い女性を見るのは好きそうだからなんとも言えないのだけども


そんなやり取りをしていて、すっかり当の本人である春香ちゃんを除け者にしていた事に、今更ながら気づいて声をかける。


「ああ、ごめんね。なんな色々と」

「い、いえ!大丈夫ですよ。薫さん!それと困ってた所を助けて貰ってありがとうございました。あれでも最近はあんな人たちが減ってきていたのですが、油断してしまって協会前だったので、トラブルにならないようにしていたのですが....」

「まぁそれもあって再会できた訳だから、良いじゃない。」

「あ、はい!そうですね。」


そう言って話す春香ちゃんは年相応と言った感じで、落ち着いていた。だけど、そのやり取りを見て何やら薙は、私を後ろから抱きしめてまるで牽制するかのように、春香ちゃんに告げる。


「初めまして、春香さん。私は姉さんの家族で妹の薙と言います。あなたと同じAAAランクの探索者ですので、よろしくお願いしますね。」

「あ、はい!薫さんには助けて貰って感謝してます。それに助けられたお礼も出来てなかったので、薫さんとその妹さんに会えて良かったです。」


そう言って、本当にそう思っているように言う春香ちゃんを見た薙は


「はぁ、あなたいい性格してるわ。でも姉さんはこんな性格だけど、私はあまり歓迎してないからそこの所は甘んじて受け入れてくれると助かるわ。それに」

「うん?どうかしたの?」


そう言って私を見つめる目は何処か寂しそうでやりきれない感が出ていたが、すぐさま春香ちゃんの方を見て告げる。


「今後貴方には、姉さんの為に、協力者利用をして貰うから、私のことも姉さんと同じでフランクに話してもらって大丈夫だから、改めてよろしく南春香さん」


そう言って春香ちゃんに手を差し伸べる薙は、これからやる事を任せるかのように、少し邪悪な笑みを浮かべてる。


それを見ていた春香ちゃんは、やはりと思われせるように


「ええ!任せて!これでも探索者としてやってきたから、期待には応えるわ。」


そう言って薙の言葉を気にせずに、そう答えてくれるのだった。





   ◆    ◆    ◆





あれから5日という物、私と薙は春香ちゃんの連絡先とRainというアプリでメッセージを送りあっていた。



―――――――――――――――――


春香:明日の土曜なんかどうかな?


薙:うん問題ないと思うよ?ねぇ?姉さん


薫:うん、調整とかも春香ちゃんの言われた通りにやったから、あとは” 𝐓Y ”で私の今後の活動とかの報告をすればいいんだよね?


春香:うん、はぁ〜楽しみだなぁ〜まさか、お礼がこんな形で、来てくれるなんて寧ろ、ご褒美ですぅ〜♡


薙:お触りは禁止だからね🈲


薫:前の可愛いかったイメージから、春香ちゃん大分変わったね‪(´•ᴗ• ก )‬՞ ՞


春香:隠し事なんてもう薫さんにはしませんよ。仲良くなりたいんですから


......etc

―――――――――――――――――



そんなやり取りを交わしつつ、私がこれからお世話になるであろう” 𝐓Y ” ツブヤイターのアカウントを鍵垢から解除する。



探索者カオル

@Tansakusya_Kaoru

探索者ランク:S

誕生日:11月05日

2フォロー中2フォロワー

ーーーー

初めまして、探索者カオルです。

このアカウントは、これからダンジョン配信をしていく垢となっております。


春香チャンネル(@Haruka_Channel)と今後一緒にやっていくことがあると思うのでよろしくお願いします。


✡初回配信は10月24日に、色々決めていきますのでよろしくです。

ーーーー



因みにもう1人のフォローしているのは薙で、この垢は、配信したアーカイブから切り抜きなどを、する用だそうだ。


まぁそこら辺は、薙なら問題ないだろう多分


それから私はそのアカウントを、非表示から皆が見れるように表示を公開する。

それと同時に、春香ちゃんが引用リツイートをして、この垢を拡散してくれる。


色々と話し合った結果これで、とりあえずはフォロワーなんかを増やして行けばいいと言っていたので、とりあえずはある程度把握して行った。


果たしてこれで来てくれるのかなんて思っていたけど。



30分後―――



探索者カオル

@Tansakusya_Kaoru

探索者ランク:S

誕生日:11月05日

2フォロー中4037フォロワー



30分程しか経っていないのにもう4000人を超えていた。やはりネイムバリューがある春香ちゃんがいたらこうなっても当然なのだろう。でもこれだとなんだかズルをしているようで、なんだか居た堪れないな。


だけど、事前に薙や春香ちゃんから気にしなくても大丈夫だよ。なんて言われたらまぁなるようになるだろうと、開き直ったよ。うん


それからは、勝手に増えて春香ちゃんの方のアカウントで色々と宣伝なんかしていき、明日の配信前に配信用垢の登録者と” 𝐓Y ” の垢が10000人に達し、少しだけなんとも言えない気持ちになる。


まだ配信もしていない私からしたら、これでいいのか?なんて思うけど、そういったことを割り切るのも大事なんて、私には若者に対して少しばかり、奥してしまいそうになる。


だけど、これから行うであろう、自分にとって初めての試み、薙からは”いつも通り”でなんて言われてるから、本当にいつも通りでいいのかななんてもうってしまったけど、まぁなるようになるよね?


そう思いながら私は、日課のストレッチお遊びを増えていくフォロワーを気にせずにやるのであった。




探索者カオル

@Tansakusya_Kaoru

探索者ランク:S

誕生日:11月05日

2フォロー中10582フォロワー




そんな中で、最初にフォロワーになった2人の姉妹が、ニヤリと笑いながら、楽しそうに過ごすことをまだ薫や薙はしらない。




◇◆◇◆◇◆


お読み頂き、ありがとうございます!


より多くの人に読んでもらうため


面白かったと思ったら『♡』や『★★★』とこの作品にフォローに応援コメント、よろしくお願いします!



〈あとがき〉


いやぁ〜本格的に配信活動が始まりますねぇ!!

薫ちゃんは一体どうなってしまうのだろうか!(笑)


次回は、掲示板回となっております。⸜( •⌄• )⸝

どんなコメントが飛び交うのか楽しみですねぇ〜


それではまたの機会に〜(^3^)╱

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