第7話
此方は、ステータス検査をしてからのお話となっておりますのでよろしくです。
過去編では、最初に主人公の話をしましたが、これから4〜5話ぐらいにほかの過去編も上げていきますのでよろしくです。_(._.)_
では続きをどうぞ(o・・o)/
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そんな、ことを考えて周りにいる妹の薙に、担当者兼このダンジョン協会の社長代理の時子さんが、唖然と私のデバイスに映し出された、ステータスの画面を見て放心状態に陥りそうになっている。
それを見ながら、私は、冷静になり一息つくのであった。
それから、私は驚きを隠せないでいる2人に声を掛ける。
「2人とも大丈夫か?まぁこんな事になってたら誰でもそうなるんだろうけども....」
「―――はっ!すまない余りの現実離れしたものを見て驚いてしまった。それにこれは...」
「ね、姉さんどれだけ私に黙ってダンジョンに言ってたの?ねえ?」
そう言って驚く時子さんに睨むように薙は私に詰め寄り圧をかけてくる。
まぁ固有スキルの〘限界突破〙で3倍になったレベルとあの当時に検査して判明した〘流転反転〙から2ヶ月程でLv68も上がってたら詰め寄られても仕方ないんだけど。
それは追々?話すとして結果として色々とこれから大変なことがあるのは薙から鈍いと言われた私でも分かる。
公表して自体を明らかにした方が、今後動きやすいのは確かだ。だけど有名人みたいな感じのはなんだか嫌なんだよなぁ〜と思いつつも、こうなった以上隠していたら、変なやつらが出てこないとも言えないし、とりあえずは時子さんとここの協会長にも協力して貰わないとね。
そう思って私は時こさんに
「これから、やっぱり公表して言った方がいいですよね?配信でかなり特定されているし、それにもし何かあった場合私だけじゃ対処しようがないですし。」
「その事なんだけどね、薫くんあなたネットデビューしてるわけなんだから、もういっそそれを採り入れたらいいんじゃないの?」
「え?それってどうゆう―――」
「だから、薫くん自身がダンジョン配信するってことよ!!薫くんは高難易度のダンジョンを攻略しているんだからそれを配信にしたら反響はかなりのものでしょ?しかもこんな天使のような容姿でモンスターを一掃してる姿を見せたら、ちょっかいかけて来るような者なんて殆ど居なくなると思わない?」
「確かにそれは一理ありますが、でもな。」
そう言って渋っている私に後ろから抱きしめてくる薙が告げる。
「別に取り繕ってやろうとしなくていいと思うよ?姉さんがどんな姿でも多分だけど、受け入れられると思うし、それに私もいざとなったら出てもいいからさ!ね?」
「―――うん、そうだね。でもネットとか私そんなに詳しくないから、最初は教えて欲しいかな。」
「任せて、配信してる人はたまに見てるから、大体のことは教えられるし、それに時子さんみたいな機械オタクもいるからいざと言う時は、時子さんに丸投げすれば大丈夫だよ。」
「い、いや、そんなことしたら私のけんきゅ―――」
「いいよね?時子さん?」
そう言う薙は、有無を言わせない圧を時子さんにかけながら笑顔を貫く。それに時子さんは、何やら弱みでも握られているように「くっ!」なんていって分かったと頷く。
それを見ていた私は、今後薙の逆鱗に触れないように、しようと心に決めた。
◆ ◆ ◆
それからはスムーズに、時子さんの最新バージョンの”浮遊する球体型カメラ”を貰う、パソコンやらは家に母さんのがあるしデバイスも、次いでと言わんばかりに、時子さんが最新版を、私と薙に渡す。
協会のトップとお近付きになっているから、もはや慣れてしまっていたけど、どれも本当にまだ世に出てない物なので、大切に使わないとなと思いつつも、少しだけなんだかこれからの事が楽しみになってきた。
そんな時に、母さんから連絡がくる
『もしもし、薫ちゃん今大丈夫?』
「大丈夫だよ。今薙と時子さんが色々としてくれてるんだけど、時子さんに用事?」
『違うわ、用があるのは、薫ちゃんなのよとりあえず、聞いてくれる?』
「うん?何?」
『あのね、私の知り合いに、鹿苑寺っていう友人がいるんだけど、そこの双子の姉妹がね。是非とも貴方に会いたいって行ってきたのよ。因みにだけど、テレビにも出てくるあの企業のご令嬢ね。』
「え!?何でそんな人たちが私に会いたいの!それになんで平然と友人とか言ってるだよ!?今更だけど、母さん何やってるの?」
『そ・れ・は・ひ・み・つ♡』
そう言ってくる母さんは、未だにダンジョン協会の仕事の他に何やら何個か企業をしているが、薙は一部を知っていても、私に関しては全く何をしているのかを、教えてくれないのだ。
だからたまに飛んでないものなんかも送られてくることが多いんだよな。
因みに、その送られてくるものだが、〈ゴスロリ服・ブランドの化粧品・小型カメラ・倉庫の奥にある盗聴器・最新版のパソコン〉等が届くから、謎が多い。
もはや、何をしていても気にならない...なんてことは無いけど、もう何度聞いても答えてくれないから、諦めていると言った方が正しいかもしれない。
まあ、それはいいんだけども、なんでまた大企業のお嬢様方が私なんかを指名したのかは、何となくだけど、わかる気はする。
「もしかして、そのお嬢様たちって今話題の」
『そう、分かってるじゃない。あれを見て是非ともなんて言われてね。何処で特定したんだろうかと思うぐらいに、今日の朝早くから、私に電話があったのよ。一応だけど、その子達は、いつでも大丈夫って言ってくれてるから、いつ頃行くか決めたら、私に連絡してね。』
「はぁ〜分かったよ。ひとまずはまだ薙と考えたいから、いつ行くかは追々連絡する。」
『OK!私からもそう伝えておくわ。これから薫ちゃんも世界デビューね!!私も色々と準備しておくから楽しみにしててね♡』
「あ、ちょっとまっ――はぁ〜切られた。」
母さんはそう言って電話を切った。まだ話すことあったんだけどなぁ〜なんて思いつつも、向こうで色々と話している2人に、母さんから伝えられた事を伝えに行くのであった。
◇◆◇◆◇◆
お読み頂き、ありがとうございます!
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〈あとがき〉
やっと双子姉妹が登場か!!(〃・ω・)ノ
色々と、モリモリにことが進んで行くぞ!!
そしてダンジョン配信に流れるように、仕組まれて言ってますが、薫は知らない...
あの電話をしている間に、ある計画を時子さんを巻き込んで、何かをしようとしている薙を
そして次回、鹿苑寺姉妹の回想シーンとなります。
投稿日ですが、未定ですのでお待ちいただけると嬉しいです(*^^*)
それでは(*> ᴗ •*)ゞ
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