第6話 掃除 3
掃除当日、ここは街外れの工場だ
まぁ、少し離れた場所から眺めているのだが
アドル
「流石に工場の中にまでは入れないしな
軍人だろうと関係ない
よそ者に蜂の巣にされたくないなら
遠目からダディの仕事を見るとしようぜ」
アドルがそう言うと双眼鏡を渡してきた
私はそれ受け取り覗きこみ工場を確認する
少なくとも武装した人間が数十人いる
マシンガン、ライフル
爆発物は無さそうだが軍隊と衝突できる
そのくらいの武装をしている
ライン
「あれを殲滅するのですか?
ダディって人物は
人を集める力があるんですね」
軍隊以上の人員を集める
それほどの人間、それほどの力があれば
わざわざマフィアから指示されなくて
良いだろうに
アドル
「人なんか集めないぞ?
ダディは自身がこの街の武力の象徴だよ」
なにを言っているんだ?
そう問いかけようとする
ドォォォン!!
工場から爆発が起こる
街でボスティーが起こした爆発の倍はある爆発だ
アドル
「始まったぞぉ!ダディの登場だ!
聴こえてくるだろ!爆発と銃声が!!」
アドルのテンションがいきなり絶頂になった
双眼鏡を覗き込み工場を見直す
そこには人型をした鉄の塊がいた
肩には大型のバズーカを背負い
両腕で大型のショットガンを握り
履帯のような物で地面を走っている
あれが、ダディ、、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます