第5話 宿屋での休息
ようやく泊まれそうな宿屋が見つかった。
神の寄り道亭と書かれた看板が目立つ店構え……それにしても、なんともな名前である。
裏通りに佇むその宿は、まさに穴場といった風貌だ。中に入りきれないほどの人で溢れている訳でもなければ、閑古鳥が鳴いてるという訳でも無い。程々の人の入りらしい。
街中をかなり歩いたせいか、すっかり日も落ちてしまっていた。
ーカランカランー
入り口の扉を開けるとドアベルの優しい音が鳴った。入口付近は食事用のテーブルがいくつも置かれており、奥にカウンターが見える。カウンター横には階段もあり上階へと続いているのだろう。
とりあえず泊まる部屋を取らなければ、また宿探しか最悪野宿となる。異世界に働きに降りて野宿は避けたい。
フィーナは奥のカウンターまで進むと店員に聞いてみる事にした。
「すまないが、一晩の宿をお願いしたい。部屋は空いてるか?」
フィーナの言葉に、受付の中年の女性は
「あら〜、うちなんかでよければ!騎士様が泊まるほど立派じゃないけどねぇ〜。あっはっはっはっは!」
と、豪快に笑いながら謙遜している。正に近所のオバちゃんである。
「かまわない。お願いする」
「一泊は銀貨一枚穴空き銀貨二枚だよ?」
一律価格なのかオバチャンの返事は即答である。フィーナは小袋から必要な銀貨を取り出すと、カウンターの上の小銭置きに静かに置く。これも女神の力で作った正真正銘の密造品である。今頃、どこかの鉱脈で当該銀貨分の銀が減っている事だろう。
「部屋は二階の一番奥を使っとくれ。それじゃ、食事にするかい?」
食事の事は全く考えていなかった。当然、フィーナは人間ではないのだから、食事を摂らなければならない理由など、どこにも無い。
だが、折角の出張中の休憩時間である。
「ありがとう。食事をお願いする」
下界で食事などいつ以來だろう。出張も毎日あるわけではないし、下界に降りたにしても、そこが暢気に食事を摂っていられる世界であるとも限らない。
さて、このまま席に付いて待つか、余計な鎧を部屋に置いてくるか……せっかくなのだから、ゆっくり食事を満喫したいところである。
「すまないが一度部屋に行かせてもらう。すぐに戻る」
フィーナはオバちゃんに声をかけ二階へと上がる。二階に上がった彼女が見たのは一本の廊下がフロアの中央にあり左右にそれぞれの部屋に入るための扉がある。右側に三つ、左側に二つ…一番奥と言うと右側の奥の部屋という事になる。歩くとキシキシと廊下の板が軋む音がした。
部屋に入ってみると意外な程広く感じる。ベッドが一つ、木製の机と椅子が一組、大きめのチェストボックスが一つ置かれている。
チェストボックスは鍵付きなので貴重品入れという事なのだろう。フィーナは剣と護身用の短剣以外の装備品全てをチェストボックスに収納した。
これでようやく身軽になれたと、一息ついてスカートのしわを整え直し
(さぁて、ご飯ご飯~♪)
身支度を整えた彼女は部屋を出て廊下を進む。
一方で、レアからの連絡はまだ無い。思えば、日中に連絡を取ったきりである。
お願いしておいて催促というのも気が引ける。
「さすがに今日中には来ます……よね」
フィーナは自分に言い聞かせる様に呟く。とにかく食事をしてゆっくり休もう。そう心に決め彼女は一階へと降りていった。
一階に降りるとさっきより人が随分と多くなっていた。お客の殆どが王都の労働者の様だが、みるからに冒険者といった風貌の者もちらほら居る様だ。
フィーナはなるべく目立たない様、隅の席を選ぶ事にした。店内の様子は正に異世界の酒場といった喧騒だ。
「あ、今準備してますから、少々おまちくださいね〜」
さっきと違う店員が声をかけてきた。栗色の髪のおさげが特徴の活発そうな女の子だ。やっと落ち着く事が出来たフィーナは今日の出来事を整理してみる事にした。
まず、件の建物は火薬貯蔵庫であり、保存方法については最善の方法が執られている事。
施設の管理人であるキノコ頭は現在の待遇に不満を持っている事。加えて、この世界における火薬の発明者であるアルフレッドに対して、恨みの様なモノを抱いている事……
以上の三点である。これらを踏まえれば、明日の大爆発を防ぐにはキノコ頭の動向を監視していれば良い事になる。
しかし、火薬を使った一連の計画は国王も絡んだ一大計画のはず……キノコ頭が犯人だとしても、爆発させた後が続かないはずである。やはり、レアからの連絡を待つしかない様だ。
「おまたせしました〜! 当店自慢のポトフとパンで〜す!」
さっきの店員が料理を運んできた。木製の器に盛られたポトフからはコンソメのいい香りが漂ってくる。具もキャベツ、玉ねぎ、人参と野菜がふんだんに使われている。残念ながら肉の類は入ってない様だ。パンはこの世界で主流の固パンだ。
「今、当店一押しの肉料理をお持ちしますね」
そう言うと店員は厨房へ去っていく。と、思ったら木製の皿を手にすぐに戻ってきた。
「当店一押しのフライドチキンで~す!」
木製の皿を手に戻ってきた店員は、その木製の皿と金属製の深さのある小さめの器をテーブルに置いた。木製の皿には一人分にしては結構多めの鶏肉の揚げ物が盛られている。一方の金属製の器には少量の水が入っているのみ。フィーナがその光景に戸惑っていると
「こちらのフライドチキンは手掴みでガブっといっちゃって下さいね?あ、食べ終わった骨はこっちの器に捨てて下さい。」
店員は木製の皿と金属製の器を指し示しながら説明する。
従来の食生活では敬遠されていた比較的安価な部位の鶏肉をこれまた処分される事の多い動物油で揚げている為、費用も少なくて済み、かなり助かるのだそうだ。
しかも、美味しく手軽に食べられ料理のお供にも酒類のつまみにも重宝と、良いことづくめなのだそうだ。なんでも妹の知り合いが教えてくれたとか……
「それじゃ、布巾おいておきますんで! ごゆっくりどうぞ~!」
店員は一通り説明を終えると他のテーブルに呼ばれ去っていった。チキンのスパイスの効いた香ばしい匂いが食欲を刺激する。
フィーナはとりあえず、手羽元部分のチキン一つを手に取り食べてみる事にした。
「……!」
確かに美味しい。噛むたびに感じる旨味のある肉汁、サクサクでこんがりとした衣…スパイシーな衣……
「これ……」
フィーナは、かつて自身が人間だった頃に食べた事があった味であるを思い出す。このフライドチキンはあの有名チェーン店の味……に、限りなく近い。
おそらく完全再現ではないのだろうが、この世界で再現可能な、限り無くそれに近いものと言えるだろう。
安価な部位と店員が言っていたので、確かに一つ一つは小振りで肉の量自体もそれほど多い物では無いが、数が多いので問題は無い。むしろ彼女にとっては食べきれるのかどうかが不安になるレベルであろう。
フィーナがチキンとポトフに舌鼓を打っていると……
「止めて下さい!」
彼女のテーブルからそう遠くない場所から女の子の拒絶の声が聞こえてきた。見ると、大柄な冒険者と思しき男二人が女の子二人に言い寄っているのが見えた。女の子は…昼間のアルフレッドが連れていたピンク髪と藍色髪の二人だ。魔法学園の制服は周りから見るとかなり浮いて見える。
「俺達の冒険の話に少しくらい付き合えよぉ?」
「そうそう。俺達ゃホブゴブリンの討伐をやってきたんだぜぇ~? 少しくらいお相手してくれよぅ?」
冒険者二人は相当酔っている様に見える。ピンク色の髪の女の子はすっかり怯えていた。藍色の髪の女の子はピンク髪を庇う様に男達を睨みつけている。 店員の女の子は厨房に入っていった。誰かしら人を呼んで来るのだろう。
「あらあら~、うちの子が何かしましたかね~?」
と言いながら、オバちゃんが出てきた。後ろの店員の女の子もオバちゃんについていくが手にはフライパンを持っている。
オバちゃんはなんとか二人をたしなめようとするが、冒険者の二人は益々ヒートアップしていく。手に負えない傍迷惑な酔っ払いである。このまま騒ぎが大きくなれば誰かしら衛兵を呼びに行くだろう。
問題を起こせば冒険者ギルドも何かしらの処分を下すだろうし、酔っている二人もそう手荒な事はしないだろう……と、フィーナは様子見をしようかと考えていた。
本来ここに居ない自分が何か行動する事で歴史がおかしくなるのは避けねばならない。何事もなく事態が沈静化するのであればそれに越した事は無い。だが……
「うるせぇ! ババァはすっこんでろ!」
冒険者の片方がオバちゃんを払う様に殴り飛ばす。もう片方は腰の剣を手に周囲に睨みを効かせながら
「お前ら、変な気をおこすんじゃねぇぞ!」
と威嚇した。まともな冒険者も居る様な状況なら事態を抑えられるのだろうが、周囲の者はほとんどがこの街の住民の様で、二人の冒険者に勝てる様な者は居そうに無い。
(……仕方ない)
フィーナは立ち上がり騒ぎの現場に近づいていく。二人とも駆け出しを脱したばかりの冒険者だろう。よく散見されるそろそろ仕事に慣れてきて調子に乗ってくる手合いだ。
「市井で騒ぎを起こすな、そこの冒険者。名前とクラスを言え」
高圧的な騎士モードで二人に話しかけながら状況を確認するフィーナ。今ここで自分が仕掛けても誰にも害が及ぶ事はまず無いであろう事を確認しつつ二人の出方を伺う。
「なんだてめぇは?」
冒険者の片方が腰の剣に手を掛ける。今にも剣を抜かんばかりの勢いだ。フィーナはゆっくり近づきながら距離を測る。
(相手との距離は六歩分……いける!)
フィーナは一気に距離を詰め、右手で相手の剣の柄を抑え抜けなくさせると同時に、左手で自らの予備装備である短剣を抜き逆手で相手の眼前に突きつけた。
「なっ!」
いきなりの彼女の奇襲に男は全く動けない。意味もなく剣を抜こうと力を込め続ける。
「この小娘!」
もう一人が剣を抜こうとするが…
「そんなものを抜けば、お前達には明確な戦闘の意思有りと判断せざるを得ない。これ以上は簡単な処分では済まんだろうが……よろしいか?」
フィーナが睨みつけながら言うと、男はそれ以上動けなくなってしまった。
「勘定が残ってるなら済ませて帰れ。」
その言葉に冒険者は後ずさると、逃げる様に店から出ていった。覚えてろーと、よくある悪態をつきながら……
「騎士様、ありがとうございました〜! いや〜若いのにやるもんだねぇ〜!」
オバちゃんは何事も無かったかの様にアッハッハと笑い出す。こういった騒ぎは日常茶飯事ではあるのだろう。
一方、後ろの店員の女の子はピンク髪の女の子に駆け寄ると、
「リーシャ! 大丈夫だった?」
そのまま抱きつき、彼女の無事を確認する。藍色の女の子にもお礼を言っている。どうやら顔見知りの様だ。
「すまない。騒がせてしまった」
フィーナは左手の短剣を仕舞いつつ、オバちゃんに頭を下げる。こんな事もあろうかと、剣技の技能を覚えてきておいて良かったとフィーナは思う。達人には及ばないまでも、職業相応の動きは出来るはずだ。
あまり目立ちたくない彼女が席に戻ろうとすると
「あの……騎士様、ありがとうございました」
おずおずとお礼を言ってきたのはピンク髪の少女であった。こんな時間に酒場も兼ねているのであろう場所に来る事を注意した方が良いのかもしれない。
が、さっきの店員の女の子の感じからすると、どうやら、この宿の娘さんの様だし……
「怪我はないようだが……まぁ、冒険者には十分気をつける事だ。もし今後、何かあったら衛兵を頼った方がいい。何名かは巡回してるだろうからな」
騎士として当たり障りの無い事を言うしかない。
「あの……私、リーシャと言います。よろしければ、お名前お伺いしてもよろしいですか?」
ピンク髪の女の子は自己紹介してきた。名乗られてしまって、こちらも名乗らないのは失礼に当たる。
「フィーナ・フォン・アインホルンだ。それでは失礼する」
今回は冷静な聖騎士のキャラを崩す事無く、事態を乗り切る事が出来た。
そんな自分に安心しながら、フィーナは自分の席に戻り、改めて食事を再開する。
店内もようやく落ち着きを取り戻してきた。店内の喧騒も元通りになったと思ったその時、
「あの……フィーナ様? よろしければこちら……どうぞ」
声を掛けてきたのは先程のピンク髪の少女リーシャだ。服装も何時の間にか店員の服装に変わっている。それより目についたのは彼女が手にしている大皿であった。フライドチキンが山の様に盛られている。
「あ、え……それは……?」
分かりきった事だが一応尋ねてみるフィーナ。
「よろしければ召し上がって下さい! 母からのお礼です!」
案の定である。さっきやっと眼の前のフライドチキンを片付けたばかりである彼女にとってこの量は拷問に近い。すでに固パンをポトフのスープに浸して締めに差し掛かっていた所なのだ。さすがにこれ以上はお腹に収められる気がしない。しかし……
「ごゆっくりどうぞ。なにかありましたら、お気軽に声をお掛け下さい」
断りづらい良い笑顔で言われてしまった。眼の前に置かれたチキンの山がフィーナの心に重く伸し掛かる。
ふと周りを見るとそう遠くない席に、アルフレッドと藍色の髪の少女が座っており、リーシャが接客しているのが見えた。
何を話しているのかよく聞こえないが、藍色の髪の少女が、今日この店が初体験である事、今回の目的であるフライドチキンの発案者がアルフレッドであるらしい事までは、聞き取れた。
なるほど、転生者であればフライドチキンの正解に近付く事が容易に出来たとしても、何も不思議では無い。まぁ、火薬と違い料理なら、そう目くじら立てる必要も無いだろう。
なんの気無しに自分のテーブルに目を移すと、山の様に盛られたチキンが鎮座している。その時……
(聞こえますか……フィーナさん……聞こえますか……?貴女の脳内に直接語りかけています……)
待ちに待ったレアからの連絡である。フィーナが人目を確認していると、
(フライドチキン下さい……)
この状況で直接脳内に語りかける内容では無い。今のフィーナの席は一番奥の目立たない場所、幸い近い場所に人は居ない。だが、料理を放置して席を離れる訳にもいかないだろう。
(すみません、レアさん。フィーナです)
仕方ないので、この場所のまま会話を続ける事にした。レアからは昼間に頼んだキノコ頭……ポールの過去とアルフレッドとの経緯が伝えられた。
どうも過去に名門貴族出のポールの魔法をアルフレッドが簡単にはね返してしまったらしい。
この国は攻撃魔法の素養の高い者が上級貴族となるのが通例となっている。また、その素養は遺伝が大きく関係するため、上位貴族は素養の高い者を跡継ぎとしていくのが一般的なのだ。
ポールも一般人から比べれば素養は高かったが、下級貴族出のアルフレッドに遅れを取った事で廃嫡、跡継ぎは次男が務める事になってしまった。
そこからは坂道を転げ落ちる様に転落していき火薬倉庫の管理人として、今は細々と暮らしているらしい。
(という訳でね〜。中々可哀想な子でもあるみたいなのよ〜)
レアはやや同情気味だ。確かに本来の人生とは違ってしまったのだろうから不憫と言えば不憫なのかもしれない。
(それで、明日までの彼の足取りはどうなってますか?)
フィーナは一番聞きたかった本題をレアに尋ねる。今日の対応次第でこの世界の運命が決まってしまうからだ。
(え〜と、ポール君は今夜、王都外れの廃屋に呼ばれて行ったみたい)
レアからの情報は有益なものであった。事件の背後関係まで解れば、どの歴史を修正すれば適切か見当が付くからだ。
「わかりました。私もそこに向かいます。時間は何時ぐらいですか?」
いよいよ事件の核心に近付ける。焦る気持ちを抑えつつレアに尋ねるフィーナ。
(え? フィーナちゃんの居るその時間だと……三十分くらい後?)
と、あっけらかんとした返答である。ちっとも慌てる素振りのないレアに
「もっと早く言って下さい!」
フィーナも思わず声が出てしまった。ふと店内を見ると、いつの間にやら満席になっており、相席で座っていた老夫婦もキョトンとした顔でフィーナの方を見ている。
「あ、すみません。何でもないんです」
老夫婦に何度も必死に頭を下げるフィーナ。そうこうしてるうちにリーシャが気付いたらしく、こちらに近付いてくる。
「あの……いかがなさいましたか?」
「え? あ、ひゃい! なんでも、なんでもありません!」
リーシャに唐突に話しかけられフィーナは思わずキョドってしまい、台詞は噛み噛み……冷静な王国の聖騎士のキャラは完全にブレブレである。
「あの、これからちょっと用事ができてしまって。それでこのチキン持ち帰りたいんですが……」
とにかく、今は廃屋行きを優先させなければならないが、食べ物を放置するのは女神として言語道断である。
かしこまりました。と厨房に駆けていくリーシャ。
(フライドチキン下さい……)
レアはマイペースそのものである。定期的にフィーナの頭の中に語りかけてくるのだ。
「おまたせしました! 今、ご用意致しますね?」
リーシャは手慣れた手付きでチキンを袋に包んでいく。チキンの袋詰めを持ち帰り用の布製の袋に入れて作業完了である。
「おまたせしました! はい、どうぞ」
リーシャが満面の笑顔で手渡ししてきた。フィーナが受け取ろうとしたその時、
(フライドチキン下さい……)
頭の中に響くのは繰り返されるレアの声。フィーナも思わず
「すみません! 少し黙ってて下さい!」
と怒鳴ってしまった。完全に性格破綻者の言動である。リーシャもオロオロしてしまっている。
「あの、貴女に言った訳じゃ無いんです。本当ですからね? 本当に……」
フィーナは慌ててリーシャの両肩に手を置き必死にフォローする。繰り返されるフィーナの言葉に、リーシャは徐々に落ち着いてきた様だ。
「それじゃ、ごめんなさい。行く所があるので失礼します。深夜には戻ると思いますから」
そう言うと、フィーナは宿屋を急いで後にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます