第4章 21話 親友だから
やっと休み時間になった。
風花は机に顔を伏せて、目を閉じる。
「この頃おかしいよー。そんなに寝てないの?」
ひろあの声がした。
「さっきの授業のこと覚えてる?」
香夜乃の声もする。
「あんまり」
「こんなぐだぐだした風花、初めてじゃない」
「ちょっと寝ていい? 授業始まったら起こして……」
「ねえ、なにがあったの? そろそろ話してよー」
不満気なひろあに、無理に聞いちゃだめだよ、と香夜乃が制する。
「だって親友同士で秘密なんて……」
そんな声を聞きながら、風花は眠りに落ちた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます