移りゆく時代へのキャッチボール
僕は今日、友達とキャッチボールをしに昔よく遊んだ公園へ行った。
広いだけで何もない公園に響く蝉の声、容赦なく照りつける太陽と風に舞う土の匂い。ふと昔の記憶が蘇る。
帰りの会を終え、1秒でも長く遊ぶためにダッシュで帰路に着く。自転車を飛ばし友達の待つ公園へ。
駄菓子と水筒を持ち寄り、17時のチャイムが鳴るまで野球をした思い出。
当時と変わらぬ公園の姿に胸が熱くなる。
ただ一つ当時と違うのは、公園で遊ぶ子供達の少なさだ。
今の時代、家にいながらと友達とネットを通じ遊ぶことができる。
わざわざ炎天下の中集まらずとも、エアコンの効いた快適な空間で友達とリオレウスを狩り行けるし、ゴーリキーを進化させることができるのだ。
というかわざわざ公園に集まってゲームしていた僕らの方が異常なのだと、今更気がついたのだった。
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