第109話 来世以降も幸せになっていきたい二人
二人だけの世界に入った後、俺たちはそれぞれシャワーを浴びた。
シャワーを浴びた後、一旦。ソファに二人で座った。
乃百合さんは洗濯した白いワンピースに着替えているし、俺も普段着に着替えた。
昨日も思ったが、この服を着ているとより一層美しさが増してくる。
また二人だけの世界に入りたくなるが、、なんとか我慢する。
少しくつろいだ後、俺は朝食の準備に入ろうとした。
しかし、だんだんキスがしたくてたまらなくなってくる。
「乃百合さん、その、俺……」
「海定くん、わたしの方も……」
乃百合さんも俺と同じ気持ちだった。
俺たちは唇と唇を重ね合わせる。
心が甘くなっていき。二人だけの世界に入りたくなってきた。
先程入ってからまだそれほど時間は経っていない。
しかし、この雰囲気で心は高揚してくるし、乃百合さんは俺の大好きなワンピース姿であるということが、さらに俺の心を高揚させる。
そして、今日、乃百合さんは夜まで俺の家にいることができるという。
昼食も夕食も作るといってくれている。
食材はもうほとんど残っていないので、買い物はしなければならないが、それ以外はずっと家にいることができる。
外でデートをしたいと思う気持ちもあるが、それは昨日、充分楽しんでいる。
今日は、乃百合さんと家で過ごしたい。
時間はまだまだたくさんある。
今日一日で、さらに恋人としての段階を進んでいきたい。
「乃百合さん、俺、今日は、買い物に行く以外、家で一緒に過ごしたいと思っています」
「わたしもそう思っています」
乃百合さんも同じ気持ちだ。
「俺、また二人だけの世界に入りたくなってしまいました」
先程も思っていたことではあるが、この言葉を言うのは、恥ずかしくてしょうがない。
しかし、それを乗り越えたくなるほど、その世界に入りたい気持ちは強くなっていた。
「海定くん、わたしも同じ気持ちです。二人だけの世界にまた入っていきたいです」
乃百合さんは先程よりもさらに恥ずかしがりながらも、俺に応えてくれる。
そして、俺たちは唇を重ね合わせた後、二人だけの世界に入っていく。
そして、二人で一緒に幸せを味わっていった。
俺たちは、二人だけの世界から戻ってきた後、シャワーをもう一度浴びた。
そして、俺は朝食を作ろうとしたのだが、乃百合さんが、
「わたしに作らせてください」
と言うので、作ってもらった。
食材は、俺が買ったありあわせのものしかなかったが、巧みにそれを調理する。
料理はおいしかった。
これは、二学期の昼のお弁当も期待できそうだと思った。
「ありがとうございます。おいしかったです」
俺は乃百合さんに感謝した。
「喜んでくれて、うれしいです」
微笑む乃百合さん。
しかし、料理以上に、俺は乃百合さんのエプロン姿に心を奪われてしまった。
結婚したら毎日この姿を眺めることができる。
白いワンピース。
エプロン姿。
美しい容姿はもちろん好きだ。
しかし、それ以上に、俺は乃百合さんのやさしくて思いやりのある性格が好きだ。
アニメという共通の趣味もある。
フィーリングも合っていて、俺にとってこれほど魅力的な女性はいない。
俺は乃百合さんと結婚したい。
そして、お父様の婿養子・後継者になることを受け入れる。
それには乃百合さんへの想いをさらに熱くし、そしてさらに自分を磨いていく必要がある。
ご両親は俺に大きな期待をしている。
乃百合さんを幸せにすること。
お父様の会社を受け継ぎ、発展させていくこと。
その期待に応えていかなければならない。
そして、俺は乃百合さんにふさわしい男になる為に、今以上に一生懸命努力していこうと思う。
朝食をとり、後片付けも終わった後、俺たちはソファに座り。向き合っていた。
「乃百合さん、俺は今とっても幸せです」
「わたしもとっても幸せです。でもわたし、もっと幸せになっていきたいと思っています」
「俺が乃百合さんをもっと幸せにしていきます」
「わたしも海定くんをもっと幸せにしていきます」
「お互い、幸せになっていきましょう」
俺はそう言うと、乃百合さんを抱きしめる。
「乃百合さん、俺たちはこれからずっと一緒です。もっと幸せになっていきましょう」
「海定くん、そう言ってもらってうれしいです。一緒にもっと幸せになっていきたいです」
重なり合っていく唇と唇。
俺は魅力があって素敵な女性である乃百合さんと。今世だけではなく、来世以降も一緒に幸せになっていきたいと強く思った。
俺は先輩に恋人を寝取られて心が壊れる寸前になる。でもその後、素敵な女性と同じクラスになった。間違っていたと、寝取った先輩とその相手が思っても間に合わない。俺は美少女で素敵な同級生と幸せになっていく。 のんびりとゆっくり @yukkuritononbiri
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