我々の脳はアブラの中に浮かんでいる
皆さんの脳みそは何色ですか?
くだらない質問で恐縮なのですが、実際何色かご存知で?
コメディー主人公ならば『虹色の脳細胞!』というのかも知れなければ、アガサ・クリスティの名著『ポアロ』の主人公、エルキュール・ポアロをして『灰色の脳細胞』と言わしめているのですが…。
実際の脳みそは『薄いピンク色』をしています。
さて、この色合いは何を意味するのかと言えば…。
まず『ピンク色』の由縁と言われれば、赤みに相当するものは、脳みそ全体に走っている血管の影響です。
では、白みに相当するものは、神経細胞…タンパク質に所以するのかと言いますと、じつは違うんですよねぇ。
脳みその構成成分の四割はタンパク質です。
お察しの通り、このタンパク質には『神経細胞』と『血管』が含まれます。
では、残りの六割は何かと言われれば…。
それは『脂質』つまりアブラ…脂肪なんですよねぇ。
そう、白みの正体は脂肪なんです!
つまり、脳みそとは、脂肪細胞に覆われた神経細胞の塊というわけで…ようやくタイトル回収ですね。
因みに脂肪は緩衝材という側面と、神経細胞間の電気信号の通りを良くする働きがあります。
次のような事、聞いたことありませんか?
「イワシやサバといった青背の魚に含まれている脂質 (オメガ3αリノレン酸)が、頭に良い!」とか。
あれって、脳みそに含まれる脂質に影響を与えるというわけなんですね。
さてさて、ダイエットで脂質に対する風当たりは相変わらずなのですが…。
大丈夫ですか、あなた達の頭の中身?
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