生命の砂時計 テロメアの話し

 みなさ〜ん、順調に歳を取っていますかぁ〜?

 え?

 三十から先は数えていない?

 それは良き心掛けかと存じます。


 閑話休題それはさておき

 みなさんの体内には、生命の寿命を司る砂時計が有るのをご存知でしょうか?

 その砂時計の名前は『テロメア』。

 我々の細胞内に存在する遺伝子染色体DNAの末端に位置する塩基たちの総称。

『人は長生きしても150歳が限界』と言われる由縁となる存在です。


 既にご存知かと思いますが、我々の体内では日々『新陳代謝』という名の細胞分裂が行われています。

 人の全身細胞数は、60~70億と言われており、5~10年の歳月をかけて全身細胞の新陳代謝は行われます。


 余談ですが、10年前のあなたと現在いまのあなたは、同じようで別物という事になるのです。


 さて、細胞が分裂するということは、遺伝子のコピー作業が発生するわけですが、テロメアは、このコピー作業に絡んでくるのです。

 細胞が分裂する時、細胞内に有る、つまり遺伝子も分裂するわけです…。

 まぁ、分裂と言うよりコピーなんですけどね。


 そして、このコピーにおいて、テロメア部分の塩基が5~10個程度失われてしまいます。

 これを『テロメアの欠損』と言い、老化の要因の一つではないかと言われています。

 ちなみに、テロメアが無くなったDNAはなります。

 DNAが分裂出来ないとは、細胞の新陳代謝が出来ないことを指し、細胞の死を意味するわけです。

 ここから出てくる話が『人は長生きしても150歳が限界』なのです。


 というわけで、本日は『生命の砂時計 テロメア』の話しでした。

 ちなみに、ガン細胞内にあるDNAにもテロメアがありますが、こちらのテロメアは

 ということは…。

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