第11話 見え方と危険な場合

 あくまで私の場合の見え方ですが、ほとんどの霊さんに全身があります。

 足が無いバージョンは見たことがありません。

 意外なことに、存在感もあります。

 透けている場合と、全く透けていなくて、普通の人間だと認識していた場合もあります。

 こういうタイプは、案外大丈夫です。

 全然悪いことはしてきません。


 けれど、危険な場合もあります。

 身体の一部分しか出てきていない場合です。

 手だけとか顔だけとか、目力がやたら強いのとか。

 その場合はやばいです。うらみが強めです。

 近付かないのが一番ですが、かれそうになったら塩が必要になります。


 まあ、ちょっと体調不良になるだけで、そのうちに霊さんが飽きて別のところへ行くので、気にしないのがいいと思います。


 取り憑かれるのも気からです。



 終わり

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