僕の恋
涼
「僕の恋」
あの頃 僕は 夢中で 生きていた
悦び 哀しみ 愉しみ 嘆いた
僕は 君が好きだった
とても とても 好きだった
とても
とても 憂いだ
あの頃 僕は 世の中で一番
僕は 僕が 嫌いだった
でも 君と 出逢って 僕は 恋を知った
それでも 僕嫌いの 僕は
消えては くれなかった
それでも 君に恋をしている それだけで
君はいれば 僕は それだけで 仕合わせだった
あの頃 僕は 夢中で 恋をしていた
君に 逢えなくなると 知った
僕は 僕が 嫌いだから
君に 好かれるはずもない
君に 好かれるはずもなかった
だけど だから 僕は
想いを 伝えようと 思った
だから 僕は伝えた
君の 答えが YES じゃなくてもいい
YES じゃなくて それでいい
あの頃 僕は 夢中で 自分を 好きになろうとしていた
君に好きだと
答えが YES ではないと 知っていても
君に 好きだと
そう言えた 僕が
そう言えた 時の 僕が
世界中で 一番
僕は 僕が 好きだったんだ
それが 僕の 恋
僕の恋 涼 @m-amiya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます