僕の恋

「僕の恋」

あの頃 僕は 夢中で 生きていた


悦び 哀しみ 愉しみ 嘆いた


僕は 君が好きだった


とても とても 好きだった


とても はしゃいだ


とても 憂いだ


あの頃 僕は 世の中で一番


僕は 僕が 嫌いだった


でも 君と 出逢って 僕は 恋を知った


それでも 僕嫌いの 僕は


消えては くれなかった


それでも 君に恋をしている それだけで


君はいれば 僕は それだけで 仕合わせだった


あの頃 僕は 夢中で 恋をしていた





君に 逢えなくなると 知った


僕は 僕が 嫌いだから


君に 好かれるはずもない


君に 好かれるはずもなかった


だけど だから 僕は


想いを 伝えようと 思った


だから 僕は伝えた


君の 答えが YES じゃなくてもいい


YES じゃなくて それでいい






あの頃 僕は 夢中で 自分を 好きになろうとしていた


君に好きだと


答えが YES ではないと 知っていても


君に 好きだと


そう言えた 僕が


そう言えた 時の 僕が


世界中で 一番


僕は 僕が 好きだったんだ





それが 僕の 恋

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