第30話 宿命の対決?

 次の日、自身のコンディションを整え事実を山田に確認。バイクでも走り気持ちも整理する。


 そして、みやさんとの会話。

 事実を確認するも間違い無く彼女があの小娘らしい。

「みやさん、すまない。

 あの男の代わりに私と戦ってくれ。私が勝てば、彼にお金は返してやって欲しい。そして隊の事も忘れて欲しい。

 みやさんが勝てば私を好きにしてくれて構わない、何でも言う事も聞く」


 みや「状況が判らない。隊?お金?何の事?」


「悪いがこの勝負で決める。全力で来てくれ」


 みや「言っても無駄な様だね。解った。何故こうなったのか、勝って全てを聞く事にする」


 こうして戦いの幕が開ける。


 流石に隙が……と言うより姿が見えない。

 互いに出方を伺う静かな戦い。

 ゲームとは言えキャラが走れば足音も聞こえるので、それすらに注意を払う。


 そう言えばフレンド含め多人数で戦う事はあっても、タイマンは無かったな、などと思ったりもする。


 あくまで冷静に、見落としの無いよう着信に居場所を探っていく。


 その時偶然目の前に後ろを向いているみやさんが!

 このまま撃てば勝てる!?


 こういう運だけは最近いいのかもと思い、しっかりと狙いをつけ引き金に手をかける……。

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