第9話 みやさん絡まれる

 大好きなゲームグッズと沢山のBL本を購入。高値の物は流石に諦めたけど、凄く楽しかった。


 大きな買い物袋を担ぎ、友達と会話しながら帰路へ。勿論縦一列に並びスマホゲーを2台分プレイしながら。


 友達「今日のゲーム終わってたんじゃないの?」

 私「いや、時間があればやる義務があるよ。基本的にはサ終まで終わりはないの」

 友達「色々あるのね。所でサ終って何?」


 そんな話をしながら仲良く帰ってる最中、事は起こる。


「おい、ぶつかりやがったな!イテテ……


 謎の男に絡まれる。見るからにチャラそうな格好をしている。

 一列に並んで歩いてたので普通ぶつからない。ごめんなさいと軽く謝るがそれでも男は続ける。


「そんなので済むと思ってるのか?

 明日東京に帰らなきゃ行けないんだよ、これじゃ痛くて無理だな、数日分のホテル滞在費と治療費は払って貰おうか!」


 面倒臭いのに絡まれちゃったな。こっち女2人だし……悲しいけど平謝りするしかない。


 諦めかけたその時、奥から身なりの整ったスーツ姿の男が現れる。


 スーツの男「申し訳ありません。うちの者がご迷惑をお掛けしました」

 チャラ男「こんな奴等相手に兄貴が出てこなくても!うちはな、関東で有名な……


 スーツ男「止めなさい!」


 スーツ男の一言でチャラ男の動きがぴたりと止まる。

 チャラ男「くそっ……こんなゲームのおもちゃばかり買いやがって、このオタクが!邪魔なんだよ」

 チャラ男は捨て台詞を吐いて去ろうとする。


友達「あ……嫌な予感がする。早く帰ろ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る