第1話
「徳兵衛、また一緒になろうね....」
最近、曽根崎心中の夢を見るようになった。
つか、夢の中のお初さんって
マジで可愛いよな....
お初みたいな女の子と
付き合いたいわ~
なんて、寝ぼけている暇があったら
朝の用意しないと
会社に遅れちまうよ
俺は急いで洗眼し
それが俺の朝のルーティン
まあ、これはこれで俺はアリだよな....
うんっ!
大阪梅田にある
お初天神は今朝夢の中に見た
曽根崎心中の二人が心中した場所が
現在にも残されている場所
もちろん俺の朝のルーティンの一つに
この神社で手を合わせるのが入っている。
俺はいつものように
「かわいい彼女に出会いますように」やら、「今日の営業で一本とれますように」などめちゃくちゃ都合のいい願いをしているのだけど..
(お初さん絶対ヒイてるよな)
とにかく今日一日のゲン担ぎなら許してくれるんじゃないかなっと思ったりして~(笑)
その近くにあるめっちゃ高いビルの9階が俺の職場さ
いつものように俺は喫煙室で
お気に入りのポールモールを一本くわえて火をつけると
やはり、一番に会うのは
俺の同僚、佐伯俊郎(さえき としろう)だ。
「おはようさん、今日も早いなノリテは、あっそうそうお前、昨日商談やった三好セントラルの先方の尼子さんいるやん、ノリの商談のあと俺が見積もりしてたわけなんだけど、尼子さんに飲みの誘いもらってノリも呼ばれたぞ(笑)」
「ま、まじかよww
尼子さんエライ気っ風がいいじゃんっ!! こりゃ幸先良くて草なんですけどww
んで、トシ(佐伯俊郎のこと)、尼子さん何時からって言ってたん?」
こんな会話が飛び交うわけである。俺たちは所謂サラリーマンって奴
しかも、入社して始めてのプロジェクトの参入、たまーに営業でドキドキしながらとこが三好セントラルで
そこの尼子さんって人が
色々教えてくれたわけ、そんでコラボレーションの商談の担当になった
たまたま、俺が手が離せなかったからトシに代理で行ってもらったんだけどな....
いや~ホントに上手くいっちゃってるけど夢じゃないよな?だなんてもう脳内会話しちゃってました。
つか、今日はご馳走だぜマジでラッキーですわ
これで俺たちのプロジェクトも次のステージ突入ってやつですか?
まさに有頂天ってこの事
しかし、このラッキーはそれだけでは終わらなかったのである。
Milky Way MASAKI @masaki5218
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