第15話

帰宅


鈴音「おかえり」

 いつも通り笑顔で出迎える

優真「ただいま・・・」

 会社で起きたことと、真也にもらったバッジの事等話した

鈴音「それで皆に100時間送ったのね」

優真「そうだよ、最初は違和感だったんだけど・・・確信に近づいたから・・・」

 真剣な話をしていると

蓮兎「にーに!100じかんつかっていいの?」

 元気な声で聞いてくる

鈴音「だめよ、それは生活費なんだから」

 ムッとしてる蓮兎に向かって冗談交じりで優真が言う

優真「お兄ちゃんは今、ミッションをしてるんだ」

蓮兎「ミッション?」

優真「うん、特別なミッションだから蓮兎たちにも手伝ってもらいたくて送ったんだよ」

 ミッションと聞いた蓮兎は目をキラキラさせながらはしゃぐ

鈴音「さすがお兄ちゃんね」

 ニコッと笑みを浮かべると蓮兎が優真の服を臭っていた

優真「蓮兎どうかしたの?」

 蓮兎はんーっと悩んだあと もも!と叫んだ

優真・鈴音「もも?」

蓮兎「もものにおいいがする!」

 どれからだろとポケットを探っていると日暮さんからもらった名刺が出てくる

蓮兎「これだ!」

 驚いた優真は、なにか他に情報がないか聞く

蓮兎「てつ?」

 優真が鉄なら仕事で使っているといった瞬間

蓮兎「さびないやつだ!」

優真「錆びない鉄に桃の香りがする液体・・・」

 なにか分かった優真は蓮兎の気を逸らすためにバッジを渡した

蓮兎「わーい くんしょうだー」

鈴音「お手伝い頑張ったからだね」

 鈴音は気を利かせて他のお手伝いをしてもらうためにリビングからキッチンに移動した


 優真は端末を取り出し真也と日暮へ同時に電話をかけるが出たのは日暮だけだった

日暮「丁度かけようと思ってたんだ」

 真也が出ないことを聞くと

日暮「真也くんは今、ネット上にある違法プログラムを販売しているとこから共通点などを探し、なにかあった時の対策を打てるよう手筈を整えてくれてるよ」

 報告ありがとうございますと言った後に

優真「名刺に付着していた液体の件わかりました」

 聞かせてくれと日暮が言った後に続けて言う

優真「この液体からはアルミと桃の匂いがしたんです。アルミ、桃、液体 これは昔から作られてて今は闇市でしか購入できない物・・・」 一呼吸おいて日暮が答える

日暮「桃の缶詰か・・・」

優真「はい、怪しい工場は何箇所か知ってるのでそこに行ってみます。 多分今の俺なら怪しまれず話ができるかと」

結由 (ゆゆ) 38歳 9月6日生

最初の反乱軍であり今は隊長でもあるが、反乱軍に何故なったのかなどの経緯が全くわからない人である

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