第4話

三男

紬木 蓮兎(つむぎ れんと)5才 5月14日生

優真お兄ちゃんに甘えてばっかりだけど、優真お兄ちゃんの役に立ちたい気持ちの空回り

将矢お兄ちゃんとは話をしなくても分かり合えることがあり、特に優真お兄ちゃんが大好きで独り占めしたい優真「将矢!もしかして・・」

 学校で同じ目にあったんじゃないかと心配する

将矢「風邪になって休む人が多くて休みになっただけ、お兄ちゃんなんかあったの?」

優真「学校で根も葉もないこと言われてな、翔也も同じように言われたのかと・・・」

将矢「いや、何も言われてないよ?なにか言われたの?」

 いつもはあまり話そうとしない将矢だが、優真の顔色が悪いことに気が付き真剣に聞く

優真「将矢は覚えてるか知らないが、両親は事故にあって死んだんだ・・・遺体は政府が引き取ったから、仏壇すら無いんだよ・・・」

 悲しそうな目をする

将矢「それで、なんて言われたの?」

 少し怒りが混じった声で言う

優真「はぁ・・両親は犯罪者で政府に捕まってるんだとさ!」怒り気味で言う

将矢「兄ちゃん!兄ちゃんは、全て見てきたんだよね!全く事情知らない人に言われたからって動揺する必要ないよ!」

 怒りと悲しみで、震えながら声を荒げた

優真「そうだよな、この目で見たんだ・・誰がなんと言おうと関係ないよな」

 笑ってみせる

将矢「うん!」笑顔になった優真を見て安心したのか「先に帰って、姉ちゃんのお手伝いしとくね!」嬉しそうに小走りで帰る

優真(ボーナスも入ってる、約束したから買い物してて帰るか・・・)

 端末を確認して薬局に向かう

(冷却ジェルシートは残りは、あったかな・・・買っておこう、ミルクはフォローアップミルクだったな・・・オムツはトレーニングパンツと・・おしりふきも買わないと・・・凛華達にショートケーキ・・蓮兎にはゼリーかな・・あ!ホットケーキミックスが安い!3分だ!※①あとでかい・・・1キロ・・約20枚くらいか・・買おう・・全部で1時間と9分※②ぐらいか・・・鈴音に叱られそうだな・・)



※①3分は180円

※②1時間9分は4140円

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