第3話
次男
紬木 将矢(つむぎ しょうや)12歳 7月15日生
口数は少ない方だが、優真お兄ちゃんのように自分のことは自分で解決して、妹弟の事を見たいと思い日々努力を惜しまない性格
学校
学科長「え!中退する?!なんで急に!」急なことでかなり驚く
優真「妹弟の事と仕事のこととかで学校どころではなくなったので・・・」
学科長「紬木の成績なら少しぐらい休んでも大丈夫だぞ?」心配そうに言う
優真「いつまで休むか分からないので、それと今の仕事の時間を伸ばして貰えそうなので」 少し清々する顔で言う
学科長「そうか・・・噂のせいではないんだな?」
真面目な顔で優真を見つめる
優真「違います、仕事が楽しくなったのが一番ですかね」笑ってみせる
学科長「分かった手続きしておく、今日はどうするんだ?」
優真「弟が風邪なのと、ベビーシッタープログラムが壊れたのもあるので帰ります」
学科長「そうか、気をつけて帰るんだぞ それと、噂は無視しろよ」
優真「はい、気にしてません」嘘がバレないよう笑顔で言う
優真「失礼しました」ゆっくり扉を閉める
優真(あ・・イヤホンを家に忘れた・・最後の最後に嫌な声聞かなきゃならないのか・・・)
生徒たち「紬木の両親は犯罪者で政府に捕まってるらしいぜ」「処刑されたって聞いたけど」「あいつ中退するってよ」「退学じゃねーの?犯罪者の子供だし」「弟が風邪らしいぜ」「犯罪者の子供は病気になりやすいってな」
優真(噂だけを信じて真相も知らずベラベラと・・腹が立つ)生徒たちを睨みつける
真也「なんだよ!犯罪者の子供風情が!」
思わず真也に近寄ろうとする優真だが、ぴぴぴぴぴぴ!急に生徒全員の端末が鳴り出しすぐにやめる
真也「なんでこの動画が・・・」焦り出す
生徒たち「うわー真也って小さい子が好きだったんだ」
真也「違う!この子は迷子で!」強い口調で叫ぶ
日暮「紬木、今のうちに学校から抜け出すぞ」周りにバレないよう呼ぶ
優真「日暮さん不法侵入ですよ」歩きながら言う
日暮「助けたんだからお礼くらい言ってもいいと思うけどな」自慢げに言う
優真「不法侵入とハッキングをした同僚にですか?会社ではしないでくださいね」
少し笑みを浮かべながら言う
日暮「相変わらず冷たいな」
優真「日暮さんが暖かすぎるからちょうどいいでしょ?」心から笑ってみせる
優真「でも、さっきは助かりました。ありがとうがいます」丁寧にお礼を言う
日暮「助かったのはあの生徒だろうけど・・優真に殴られたら歯が折れるだけじゃ済まないからな」
優真「俺はボクサーですか?まあ、歯は折れますけど!」大きな声で言う
日暮「そんな大きな声で言うとはね」
優真「もう学校から遠いので」
日暮「そうゆうもんかね?・・・それより今日と明日仕事休むんだろ」
優真「日暮さんに隠し事はできませんね」少し微笑む
優真「明日は出ます、土曜なのと工場長と話をしたい事があるので」
日暮「分かった、伝えとく!また明日な!」
優真「お願いします」安心して家に向かう
優真(ミルクとオムツ忘れないよう買いに行かなきゃ・・・)
将矢「お兄ちゃん」囁く声で呼ぶ
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