第13話 精神科!?
「休みの日も病院かぁ」
と文句のようなことを言いつつ、付き添ってくれるのはありがたいことだ。
ガラガラと診察室の扉を開けます。
そこには少し年のいった先生と看護師さんがいた。それは前回同様。
でも先生は少し驚いた顔をしていた。
まあ、ここで働いている聡美が後ろから現れたら驚くでしょうね。
椅子に座り診察が始まる。
すぐに先生はPCに向かい顎に手を乗せ、少し首を傾げた。
これは何か私の脳に異常があったのだろうか?
不安になってきたが、肩にぽんと聡美が手をおいてくれたおかげで少し落ち着いた。そういえば聡美に入る前に言われていた。
「不安に思ったら深呼吸ね」
忘れていたが、手を置かれたことで思い出し、私は聡美に習って、深呼吸をした。
そしていよいよ、先生が口を開きました。
「血液検査、尿検査、共に異常は見られません。レントゲンにも異常はなく、MRIにも異常は見られませんでした。これは・・・・・。
もしかしたら精神科に行ってもらった方がいいかもしれませんね」
「精神科?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます