第7話 何これ!?

 そこから何をしたのかわからない。気づいたら、また、家のお風呂にいた。時間はそんなに経ってない。商店街の駄菓子屋からはそんなに時間のかからないところに住んでいるので、妥当と言えば妥当なのだろう。



 でも、このループは一体何なのだろう。空白の時間がある、場所がループしている。こんなのおかしい。でも実害はまだない。逆に助かっている。定時に帰れたのは嬉しい事だし、今の上司からの評価もいい。私はこの時、ラッキー程度にしか思っていなかった。しかし、お風呂から上がってその感覚は崩れ去りました。何これ・・・・。



 部屋の中央の机には食い散らかしたお菓子の山。あの駄菓子屋で売っているものだ。まさか、ドロボー?と一瞬焦ったものの、レシートがあったので安心した。しかし、このお菓子を食べた記憶がない。しかも、レシートの横に張り紙があり、明らかに私ではない字で



 “みーちゃんが食べたそうにしていたので買ってあげました。ごめんなさい”

 と書かれて置いてあった。



(みーちゃん?そもそもこの字は誰のもの?)



 私は混乱した。



 またもやパニック。心臓が痛い。何これ。わからないわからない。いよいよ私は変人にでもなってしまったか?



 怖くなり、私は大学時代の友達に電話した。彼女は医療従事者。私が変になっているならわかってくれるはず。

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