第10話 おじさんと歓迎会 4

『身体強化』

『光の手刀』


私は戦いの準備を整えその時を待つ。

有田さんの車の中でも異変を感じた四天王。


「有田、田中、山本…外なんか騒がしぞ」


「後藤さん!山田君が暴走族が襲ってくるから車から出るなって」


「直樹君がひとりでか…有田、田中、山本、俺達も水野さん守るぞ!くそっ、相手は何人いるんだ」


「山田君の前に3人もきゃー!」


身体強化した私には3人の動きはスローモーションの様に遅く1人ずつ確実に一発ずつで仕留めて行った。


驚いて慌てた暴走族のリーダーは残りの中から24人で一気に襲って来た。


さすがに24人全員をひとりで倒すことがまだ出来ず、四天王の方へ4人向かわせてしまった。


「すいません!先輩方4人の相手お願いします!」


「直樹!まかせろ何人でも回していいぞ、私は空手2段だからな」

山本さんが吠えなが言っている。


残りの20人を光の手刀で斬撃し、行動不能にしたがやはりまだ体とキャサリンからもらった力とがあっておらず時間がかかってしまった。


後ろを振り向くと、山本さんがひとりを相手して、後藤さん達3人でひとりを相手していた。


私が気づいた時には水野さんが残りの2人の族に攫われて奴らの白いドイツ車に乗せられ連れ去られる何処だった。


「山田君助けて!怖いよー」

と叫び声が聞こえる。


「水野さん!今すぐ助かけに行くよ」


『転移』


私はすぐに奴らの白いドイツ車の上に転移し、天井を光の手刀で切り裂き中に入り込んだ。


後席で水野さんを羽交締めしている奴に顔面パンチと股間蹴り。痛い!


隣のリーダーらしき人物にも顔面パンチと股間蹴り。こちらも痛い!プチって音したけど…大丈夫だろいか。


水野さは羽交締めの際に胸のボタンが弾け飛び水野さんは下着が丸見えだったので、

助手席にかかっていた特攻服を水野さんにかけてあげた。


下着がピンク色だったのと谷間にホクロがあったことは『絶対記憶』が覚えているのであった…思ったより大きなサイズに私の股間も痛みます。


運転席の奴が降りて逃げたので、追いかけようと立ち上がったら、水野さんに手を掴まれた。


「ひとりにしないで!怖いよ」


震えてる手で私にすがり付いてきた。

私は追撃を諦め水野さんの側にいることにした。


「大丈夫だよ水野さん、もう心配いらないから」そう言ってそっと抱きしめた。

四天王も残り2人をやったらしく、こちらにやって来た。


「水野さん!直樹大丈夫か!」


私は大きく手を振って大丈夫だとアピールした。

「さっき直樹は手が光り輝いていたり、尋常じゃ無い速さで動き回ってだけど?あれなに?」


『キャサリン!記憶改変をお願いします!』

とキャサリンに頼み水野さんと四天王の一部の記憶を改変してもらったのは言うまでも無い。


その後、いろいろ四天王や水野さんに聞かれたが話しをはぐらかした。


そのあとホテルまで向って、自転車の水野さんを私が送って帰ることなり四天王はそれぞれ帰宅した。


「水野さん自転車私の車に積んで帰ろうよ疲れたしね」


「山田君車で来てたの?」


ホテルの近くのひと気の無いところに愛車ランマル70を出しておいてよかったよ。


「あっちにあるから自転車引いてくよ」


愛車の後ろ座席をたたみ、水野さんの自転車を積んで、助手席に水野さんを座らせ『ナビゲート』を発動させ

「水野さん住所教えてくれる」

聞い住所を登録し自動運転で発車した。


水野さんは助けてくれた事をすごく感謝して何度もありがとうを連発してくれた。


直ぐに水野さんの家の前に到着したので、助手席のドアを開け降りるエスコートをした。ここが勅使河原家か流石にでかいな。


「今日は本当にありがとうございました」


深く頭を下げて礼を言われたが、目線は胸の谷間のピンクのブラジャーに釘付けだった。いくつなっても男ってすけべたね。


「勅使河原さん今日は楽しいかったよ!勅使河原さんが大丈夫でほんとよかった。お疲れ様でした」


そう言ってランマル70が走り出した。


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