第2話 会いたいから連れて帰ってきて
親友の友達の結婚式。その友達はあなたの友達でもあり、あなたが結婚式に参加するとの情報が入った。
それは、どのくらい前?もう30年ほど前かな。
「会いたいから、結婚式が終わったら、うちに連れて帰ってきて」
うちに泊まる予定だった親友に、そうお願いした。
あなたの連絡先も、消息も分からなくなっていた。
わずかな望みをかけて、親友にお願いした。
結婚式が終わり、「連れて帰るよ〜!」って連絡が入った。
心が躍った。
久々に会えるのがすごく嬉しかった。
また恋人に戻りたいとか、そんな思いは毛頭ない。
ただただ会いたかった。
会ってみたかった。
また繋がりたかった。
友達でいいから。
それ以上は、何も望まないから。
私の人生で、ただ一つのピュアな恋愛だったから。
夜景はなぜきれい? @gobanme
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夜景はなぜきれい?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます