詩:カラカラ

汐崎ひかり

カラカラ

溶け合った相容れない立場を受け入れるために

雨の中傘を握って歩き出す

カラカラした声の貴方の強さを受け入れたくて

今にも浸透してくる君の優しさと仲良くしたくて

愛する人の見えない家族に寄り添いたくて

傘を落としたことにも気づかずに

夜の光が隣で流れていく

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詩:カラカラ 汐崎ひかり @serori_c

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