詩:夜雨

汐崎ひかり

夜雨

口いっぱいの空気を含んで

それを飲み込むのに一粒の涙が落ちる


その手の温もりは私をいまだに引き上げるためにあるのだと

いつかその嗚咽を抱いてくれる日を私は未だに望んでる

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詩:夜雨 汐崎ひかり @serori_c

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