24年度の経済予測

イスラエルとイランの戦争の行方にもよるが……


・景気回復期からスタグフレーションへ移行する(すでに移行してるかも)

不景気とインフレが常態化。株は上がりにくい。

しかし原材料価格の高騰から上流企業(商社、海運、原油など)

の利益が上がりやすい。


・FRB→ 年内は利下げできず。これは俺の予想。

ダウの「ぐおうさん」の意見を参考にすると、利上げもできない。

利上げ=地銀のさらなる破綻の連鎖、大統領選のバイデンの敗戦確実となるから。


・爆発的な円安がしばらく続く。ただし投機筋の動きによって乱高下する。

 クロス円でも円安がしばらく続くかは不明。英国中銀、欧州中銀が

 FRBに平行せず利下げするかどうかは知らない。


円安は世界的な物価上昇圧力の継続資源高を意味する。

自動車や電子機器企業にとって一概にメリットにはならない。


マイナス影響

・原材料価格の高騰

・消費減退(物価高、税金高)

・借入コストの上昇(世界の高金利の継続)


22年度相場と同じような停滞期になる可能性が高い。

が、あの時とは状況がいろいろと違う。


相次ぐ自然災害とウ戦争、ハ戦争、世界の軍拡。


武器と自然によって「国土の破壊」が繰り返される世界。 

この世界で利益を出せる企業。


資本財セクター(重化学やインフラ設備など)

・クボタやコマツ

・鹿島や大林

・三菱重工、川崎重工、IHI

・日立製作所、NEC(いずれも重電、すなわち大型設備を建造するメーカー)

・ダイキン(エアコンの製造。ここは資本財ではないが)


AIの発展が世界を変える。

世界の少人化による自動化。EVへのシフト。

精密機器(部品)、AI関連の設備を保有する通信会社など


・ソニー、京セラ、村田、安川、ニデック、ファナック、デンソーなど

・KDDI、NTT


AI関連製品を作るために半導体の元になる銅や非鉄金属が必要だ。

・住友金属鉱山、三菱マテリアル


戦争の激化。鉄が足りない。もっと武器が必要だ。

・日鉄、JFE、神戸製鋼


先進国の少子高齢化。病気になる老人が激増。

中国は人口13億人で高齢化がゆっくり進んでいく。

後進国では医療体制、医薬品が不足。


・中外、大塚、アステラス、第一三共

・富士フィルムホールディングス(バイオ委託生産)

 同じくキヤノンやAGCも医療機器製造の部門有り。

 三菱ケミカル、旭化成、JTにも医薬品部門有り、


EVへのシフトは長い目で見て確実に進むが、24年度に限って言えば

自動車セクターが順調に伸びていく地合いではなくなっている。

好成績を得るのはスズキだろう。インドでSUVがトップシェア。

アフリカのアンゴラでもそうらしい。


日本は利上げ傾向。賃金増加によるインフレによって不動産価格が押し上げられる。

・三菱地所、三井不動産、住友林業、Jリート。

・メガバンク、りそなHD、ゆうちょ


大暴落が起きれば、ディフェンシブと呼ばれる生活必需品のセクターに

買いが入るだろう。通信セクターも底固い

・花王、JT、アサヒ、サントリー、NTTなど




以上はイラン・イスラエルの戦争が激化して世界が変わってしまった後の

想定をしているが、別に戦争がなくとも景気後退に突入する可能性もある。


俺が「投資適格」と認定した日本株は、10年単位の長期保持を目的に買うもの。

これは19年度から始まった俺の投資スタイルで今も変わってない。


個別株の運用方針は、さわかみファンドやアァクイノベイション(キャシーウッドさん)と同じく【ボトムアップ・アプローチ】で運用する。

世界の景気変動に関係なく保持継続し


①半年ごとに権利確定。配当を得る。

②含み損となったら買い増しして枚数を増やす。

③毎回の決算ごとに企業の将来性に問題なければ保持継続する。

④超長期では莫大な含み益になる。


以上の内容を君たちは頭に叩き込んでもらいたい。

近い未来で暴落が来るのがわかっていても売る必要はないし、

売ってから買い直すなど実際は不可能だ。


指数ETFを買うのが現在の主流となっているが、スタグフレーションが

発生した後の世界経済では個別株のアクティブ運用がそれを超える

成果を出せると俺は確信している。

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