「低減」にて明日(4/8 月)の売買

通常は現金比率ゼロで運用していた、外国の資産に幅広く分散投資している「リスク低減型ETF」にて、世界情勢の不安、米国半導体株のバブル懸念から一部の資産を売って現金比率を高める。これは通常は行わない緊急時運用である。



売り→ 日米の半導体指数ETF。

    全口数を利益確定。現金27万円を確保。


米国決算シーズンの開始前に、半導体指数の保有数を完全にゼロにする。

決算で少しでも予想を下回る数字が出されたら暴落する危険性あり。

連動して日本の半導体指数も調整に入る(特にアドバンテストやレーザーテック)


売り→ 上場Aリートを10口 利益確定(残り20万円分)

    現金2万2千円確保。


売り→ ナスダック(ヘッジ有り)を20口 利益確定(残り11万)

現金約6万円確保 。


以上のAリートとナスダックは、段階的に保有枚数を減らしていく。


以上の利益確定銘柄の含み益は、平均20%~45%の間であり、リバランスをするのに十分な利益が出ている。わずかだが長期保有した間の分配金も得ている。



★以下の買い銘柄は、blackさんやデビューさんも買い候補としてメモしておくこと★大変に複雑な相場なのでblackさんには時期が来たら買い指示を出す。


買い → 以下を1万円ずつ積み立て。(NISA口座使用。残り枠30万)

・2623 ユーロ建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)

・2863 S&P 米国株式・債券バランス保守型指数 (為替ヘッジあり)

・2853 気候リスク調整 世界国債 ETF(除く日本・為替ヘッジあり) 


買い 

・1671 WTI原油先物 →2万円分。

・1675 パラジウム上場投資信託 → 1万4千円 分。


以上の銘柄を翌日以降、イランの情勢を見ながら少額積み立てする。

場合によっては追加で買わずに放置する。



リスク説明。

「まさかイランが全面戦争なんてしないよ。せいぜい海峡封鎖などの嫌がらせするくらいだよ」が国際認識だが、これが甘い可能性がある。ウクライナ戦争前夜と同じように相手を甘く見てると本当に戦争が始まってしまうので俺は恐怖している。


原油 → ここで買うのはバクチであり危険だが、過去の経験から勝てる自信が8割ある。原油はすでに最高値圏であり、万が一イラン戦争にならずに暴落した場合は損切りすることも視野に入れる。(コモディティティ投資は失敗と判断したら即損切りが基本)逆に戦争勃発で値が跳ねたら即利益確定。次の暴落を待つ。


パラジウム → 暴落したとしてもナンピンで枚数を増やして中期投資。

パラジウムの値動きは投機筋が支配してるので貴金属では最大リスクの資産。



・2623 ユーロ建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)

・2863 S&P 米国株式・債券バランス保守型指数 (為替ヘッジあり)

・2853 気候リスク調整 世界国債 ETF(除く日本・為替ヘッジあり) 


仮に戦争にならない場合、これらがストレートに上がっていくと思われる。


以上の3銘柄は構成内容が複雑なので説明を省くが、全世界同時株安の

暴落相場になった際に大きくナンピンして枚数を増やす。具体的には、イラン・イスラエル戦争が勃発してからFRBが「やっぱり利上げするよ~」となった場合に生じる金融ショックである。


(ただし、これ以上の追加利上げをすれば全世界がリセッション入り確実。

 明確なリセッションになるので最後は利下げせざるを得なくなり、

 その場合は急速な利下げ→ 利回り低下による債券価格の回復 →

 保有債権が含み益になる → 欧米の急な利下げにより円高になる

 → 為替ヘッジが有効となる、という流れがほぼ確実視される)


現在のFFレートは限界まで高められており米国経済を破壊しつつある。

本来の6月の利下げ予想が、WTI原油100ドル、ブレント120ドルの悪夢となってしまった場合は「利下げではなく、利上げになってしまう」


現在の金利先物市場は、FRBが6月か7月に利下げするものだと考えており、利上げの可能性を全く織り込んでない。よってイランが戦争を選択した場合は、22年度前半相場のような大暴落が起きてしまう。


具体的にはナスダックは20%暴落。日経は4,000円~8,000円の下落は覚悟するべきだ。もちろん日本株そのものは売る必要は全くないが、日銀へも利上げ圧力が溜まることにより、以下のセクターが暴落する。


・不動産株

・Jリート

・ハイテク株

・その他のグロース株全般


22年の繰り返しで以下の銘柄が上がる。

・原油、商社、海運など資源株。貴金属の住友金属なども上がるか?


日本株の場合は一時的な調整だし、すぐに値を戻すだろうから保持継続で問題ないが、米国株の方はそう簡単に立ち直らないだろう。連動してユーロストックス50指数も下げるだろうから買い時だ。1681海外新興国株式(MSCIエマージング)もね。


みんなは暴落が起きても焦らないように。

4月~6月にかけて波乱相場になることが予想されるが、6月にはまとまった配当金が入るので、むしろ暴落してくれた方が株を安く変えることができるので有利だ。


ここで大事なことを言っておきたい(*´ω`)


もし米国株が暴落した場合、今年の1月から参入した新NISA組は、

SP500とオルカン信者は、おそらく全体の80%が損切りしてしまうことだろう。ショックを受けて二度と相場に戻ってこない可能性もある。


予想される彼らの敗因

・150円の米ドル円の相場で、為替ヘッジをつけなかった。(為替リスクの無知)

・米株が割高だと気付いていない。

・SP500が実質、マグニ7指数だと気付いてない

(エヌヴィディアとAmazonの株高)


・オルカンは米ドルでの運用なのだが、自分は全世界に分散してると信じている。

 資産とはまず第一に株の国籍ではなく通貨を分散させるべきである。

・オルカンの7割が米国株で、しかもその米株がやはり

 マグニ7で占められているのに全世界だと信じている。

・現状でも割安判定が出ている日本株や欧州株を買ってない。


「かぶまるさん」は、SP500とオルカンを買えば一生安泰だと素人たちに

教えているが、はたしてそうだろうか? 俺には米国株と米国株をドル建てで

買えと言ってるようにしか聞こえない。


例えば、インド、タイ、ブラジル、中国A株、新興国指数、ダウ30種、ナスダック、トピックス・コア30、ドイツDAX、ユーロ50を、それぞれ均等に買い付ければ素晴らしい分散になると思ううのだが……(;^ω^)



例えば、筆者が段階的に利確する「ナスダック」は、22年8月頃の底値で買い付けたものを、24年の4月の高値で売るわけである。資産とは少なくとも数年単位で保持して世界情勢の変化を見極め、「トップダウン・アプローチ」による分析で売り買いの判断をするものである。

これができれば誰だってプロなわけだが……難しいよね(;^ω^)


サラリーマン投資家で多いのが、資産=SP500の人間で、

朝起きたら昨夜の米株が暴落していて、朝にはパニックを起こして直ちに

売り注文を出してしまう人である。そうならないように、米株だけでなく

全世界の株を幅広く持つべきだし、株以外の債権やリートなどにも分散していれば

髪の毛が総白髪になるくらいのショックを受けないはず。


つまり、資産運用とはPFを組んだ時点で負けが決まっているのだ。


土日でスイスの老舗「ピクテ」の運用哲学を学び、俺はすっかり共感した。

「勝つため」ではなく「負けない」ための運用。

1位ではなく3位を目指す。

ピクテの祖業は資産1億以上の富裕層向けのプライベートバンキングだ。

俺の「世界分散型」「リスク低減型」の運用戦術はまさしくピクテと同じだ。


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