SP500が年内に暴落する(遅くとも25年に)

以下の作文を書くにあたり、情報源となった個人や団体。

(筆者が信頼できる組織や個人からの情報収集)


・としまいつお(元貴金属・外国為替トレーダー。チューリヒとNYで勤務)

・エミン・ユルマズ(トルコの天才エコノミスト)

・ピクテ・ジャパン(1805年創業、スイスのプライベートバンクの日本法人)

・野村アセットマネジメント(新春。相場の展望レポート)


初めに言っておくが、日本株はまったくバブルじゃない。



米国株が暴落する根拠


・エヌヴィディアの株高 = たった1銘柄で韓国指数の時価総額と同じ。


(韓国KOSPIには、SKハイニックス、サムスン、LG電子、ヒュンダイ自動車などのビッグネーム多数。韓国は半導体最強国の一角であり極東最大の軍事大国のひとつ。余談だが、韓国一国だけで欧州のほとんどの国の軍事力を超える)


・マグニフィカットセブン(以下マグニ7)が主導で米株高となってる。

ナスダックはもちろん、SP500の3割がマグニ7。

オルカンも実は7割がアメリカ株で構成されており、

もちろんそのうちの七割がマグニ7。


SP500 = 米ハイテク指数。 

オルカン = 米ハイテク指数(しかも米ドルで買う)


新NISAで買い付けたSP500信者は、多くが日本株を持ってないので危険。



・米国株はあちらの国でも日本でも、個人投資家が多く買ってる。

・バフェット氏がずいぶん前から現金比率を高めていることは有名。

彼は22年の暴落前にも現金比率を高めて様子見をしていた。

22年は知っての通り米の利上げでグロース株が全滅した。


・インフレ動向。現在のインフレ動向は、1970年代に似ている。

(第四次中東戦争とオイルショックがあったころ)


俺は20年21年の相場が第一次大戦前の1910年代の相場に似てると思った。

そうしたら原油、貴金属、海運が上がった。1910年代は戦争の影響で鈴木商店が日本最大の外需企業となったが、最も儲かった事業は「海運」事業だった。


現在は中東戦争激化が懸念されることから、JPモルガンや一部の専門家は、

今年中に原油価格が今の20%上昇すると警告している。

(WTIが100ドル越え)これは十分にあり得る話だし俺は納得した。


すると、FRBは利下げではなく利上げせざるを得ず、利下げを織り込んで

昨年から上昇してきた米グロース株は、ここに来て大暴落することが予想される。

(日本株も連動して一時的に下落するが、そこは買い時である)


昨年末よりのSP500の上昇率

EPS 8倍。一株益。決算ごとの利益に元ずく株価。

株価  30%。上に対して全く連動しておらず、夢を見ているとしか思えない。 


(^_-)-☆ 明確なバブルであり、今年中に発表される決算で少しでも見通しが悪かった場合は直ちに暴落する。マグニ7に占める銘柄のPERもかなり高いらしい。


半導体指数全体では、ソフバン出資のアーム、マイクロなんたら?はPERが90倍

になっているから、いつ暴落してもおかしくない。つまりソフバンGの現在の株高も

アームへの期待に伴うものだから、もはや風前の灯である。


結論。

今年FRBの金融政策によるが、このままの地合いではどこかで全世界で株の調整が入る。米国のエヌヴィディアが原因となり、我々の持つ日本株にも少なからず影響することになるが、日本株のファンダメンタルはまだまだ安いと俺判断しているので、安くなった株は買い時である。


エヌビディアのAIバブルによる大暴落と、我々の有力株には関係がない。

例えるなら、米国海軍で起きた不祥事に自衛隊が関係ないのと同じだ。

ハンバーガーを作るお肉が足りなくなっても、そば屋さんは困らない。



俺は「低減」で保有している米半導体指数のETFを全口売却することを決定。

投資元本は8万程度だが、含み益は40%出てる。

同じく日本半導体指数のETFも半分ほど売る。なぜならこの指数には

バブルとなっているアドバンストが含まれているからだ。


そして得た資金を「銀」「パラジウム」などの貴金属の購入に回したい。

もし暴落があるのならば、「原油」「金」も購入したい。


ハメネイ指導者が鬼畜ネタニヤフに対してどのような報復を考えているのか。

イランによる中東戦争が始まるならば、原油と金は押し目なしに上がっていくが、

過去の中東戦争を見ると、戦争が始まったと同時に金と原油が下がる例もあった。


なぜなら、戦争が始まる前からリスクが織り込まれて価格が上がっており、戦争が

実はたいしたことがなく、あっさりと終って停戦してしまう(湾岸戦争)場合は、

そこで原油、金を買った人は大暴落に巻き込まれてしまった例が実際にある。


blackさんには保有する金地金4口のうち、3口を売らせてしまったが、

その判断が正しいかどうかは神のみぞ知ることだ。

急落へのリスク回避で3口。さらなる価格上昇に期待で1口。

全部売らずに少し残すことで、いずれの可能性でもリターンが狙える。


金融資産運用において大事なのは

ダウ掲示板「空売りだ~」(下げるだろう)

他の掲示板「信用買いだー」(上がるだろう)

このように、どちらか一方の可能性にだけ掛けないこと。つねに上げと下げ、

デフレインフレ、好景気不景気と、あらゆる可能性に対して「ヘッジ」すること。

初心者は投資をギャンブルと考えたがるが、それは知恵が足りない証拠である。


配当再投資の例。

テレワ「配当権利を跨いだら株が下がった!! その前に売るべきだったよ!!」

玄人「配当金を得て再投資する時は株安の方が有利だな。たくさん買えるから」


再投資戦略では、株安となった時に多くの株を買い増すことで取得単価を下げることができるので、株安となっても心が乱れることはなく、むしろワクワクする。



★君たちに覚えておいてほしい資産の売り方について★


資産を最高値で売ることは難しい。

含み損で胃を痛め、食欲を失い、睡眠が不足し、

含み益が増えると利確するのが怖くなる。かといって含み益が減るのが怖くなる。

人間は弱いからだ。


だが、バブルと判定した資産は何が何でも売らなければならない。

もしFRBが再び利上げを始めようものなら、短期的には中東戦争のリスク回避のために金が買われたとしても、遅かれ早かれ利息を生まない金は、ほぼ必ず売られる。としまさんのブログでも繰り返し語られていることは、今の金価格について説明がつかず、金はバブルだということだ。


売る際は、こう割り切る。


買値に対して、何割の含み益で利確。


金地金 → 2割以上

半導体 → 3割以上


俺の半導体指数のETFは、日米ともに平均45%は含み益となっているから

十分に元が取れている。


ファンドレベルの運用では

①ファンダメンタル分析の結果、もう上がる見込みのない資産を利益確定。

②その資金をいったん待機させる

③良い投資先を見つけたらそちらを買う


③に成功した場合は、確定した利益がさらに別の利益を生む結果となり、

資産は複利で加速度的に増えていく。筆者がよく使う手法だ。



初心者の例として以下が上げられる。


((+_+))「SP500はバブルらしいが、まだまだ大丈夫のはずだ」

((+_+))「含み益がある。株価が下がったら売り始めれば大丈夫だよ」


暴落が始まる。


((+_+))「うわあああああ!!」

((+_+))「だ、だめだ。どんどん資産が減っていく」

((+_+))「含み損に代わってしまった!!」


ここで含み損を確定したくないのが初心者。多くが損切りができない。

ようやく決心がつき損切りをしたとしても、大底となってからするのが初心者。

そこは買いだ。例えば個人でエヌヴィディアを新NISAで勝ってる人もいるだろうが、筆者の考えでは株価が直近の高値から最大で80%下落すると考えている。

SP500指数は最低20%は調整するだろう。


【素人は判断が遅い。計画、立案、実行が遅い人間は一概に無能である】

俺だって最初は無能だったが、自分なりによく考えて勉強した末に今がある。

諸君。君たちは俺にこうして指南を受けているが、俺には誰も教えてくれる人がいなかったので自分で学んだのだ。それはとても辛くて先が見えぬ孤独な闘いだった。


話をSP500に戻すが、これは01年に起きたドットコムバブルと全く同じ現象だ。期待ばかりが先行して株価が上がり、利益の修正がついていかないので、

どこかのタイミングで暴落が起きてしまう。ただし、


・いつ

・どこで

・なにがきっかけとなって


暴落がいつ起きるのかは誰にもわからない。

むしろこれが読めたら誰だって億万長者だ。

だからこそ、「早めに売り抜けること」が大切だ。


グロース株投資の達人、キャシー・ウッドさんは昨年の時点でエヌヴィディアを全部売ってしまい、今年2月決算後の株価上昇に乗れなかったことをブルームバーグが

こっぴどく批判していたが、バカなのは記者の方である。


キャシーさんは、バブル株を早めに利確する一方でバイオやITなど別の有力な小型株に資金を投入していたのだ。どちらが正しいかは、24年の12月末になってみるとわかるだろう。その場その場の感情でしか文章を書けぬ新聞記者と、最低でも5年先を見据えてファンダ分析をされるキャシーさんとでは人間としての格が違う。


初心者「ま、まだ上がるに決まってるさ」(含み益を失うのが怖い)

玄人「さっさと利益確定して別の株を買うぞ」(最高値をそもそも狙わない)


玄人の場合は、たとえAIバブル崩壊が半年先だとしても、実際に起きた場合に

冷静に対処できる心の余裕が生まれる。心の余裕なしに資産運用はできない。



・米国株は、AIバブルが崩壊した後は、グロース株からバリュー株へと

資産が移行する可能性が高い。


SP500配当貴族は最高だ。組み入れてある株の多くはバリュー株だからだ。


25年までの戦略。

日本株では、戦争とFRBの追加利上げ、WTI原油100ドルへのヘッジとして、

以下の業種の銘柄が推奨される。我々はすでに多く持ってるのでこれ以上買う必要もないが。俺の「世界分散型」には下記のすべての銘柄が含まれている。


・海運

・原油

・貴金属(住友金属や三菱マテ)

・商社

・食品(キコマン、日清HD、JTや大塚HDにも食品事業有り)


戦争が再び起きれば日本のインフレも加速する。日銀はさらに追加の利上げをするだろうが、その際に地価の上昇も含まれるので銀行や不動産銘柄が強くなる。


ただし、不動産関係は米10年国債利回りの上昇に伴い、価格が大暴落するだろうが、そこは買い時だ。Jリートであれば継続的に賃料が増加するので

向こう10年間は増配できる可能性が高いので株価など無視していい。

商品先物のETFも積極的に買い向かうべき地合いとなっている。



・25年にかけて全世界同時株安となっても中国だけは底が高い可能性が買い。


理由

①中国は深刻なデフレであり、世界のインフレの影響をあまり受けない。

②株安要因はすでに織り込まれており。中国大型株はPER、PBRが激安。

③米から逃げた資金が今度は中国に向かう可能性あり。

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