第41話 最終話
「待たせたなみんな!」
「おう待ってないぞ!」
「いまきたとこだ」
背から飛び降りると、みんなの前に行く。
「さて帰るぞ!」
「うん!」
「おう!コーラが飲みたいぜ!」
「二十歳なんだからビールだろ?」
「いひひ、みんなビックリするね」
『さていいかお前達』
エンシェントドラゴンが言うと、
「おう!いつでもいいぞ!」
「バイバイ異世界!」
『では、転移するぞ』
呪文を唱え出すエンシェントドラゴン。
『ではな!転移』
俺たちは小学校の中にいた。ちょうど参観日のような感じだ。
「や、やった!」
「帰ってこれたぞ!」
「な、な、な、なんだね君たちは?」
「はい、10年前にいなくなった小学生です」
「な、なに?!ほんとうか!」
先生は走って教室から出ていった。
「なにいってんの?」
「うそだー」
「でも光がパァーッてなったよ?」
小学生が騒いでいるが、俺たちは帰ってきたんだ。
そのあとは学校の会議室に呼ばれて一人づつ名前を言っていく。
「あ、合ってます」
「だからいってんじゃん」
それからは親が呼ばれマスコミも来た。
みんな感激で涙を流してる親兄弟がむかえにきたのだ。
レイナは親戚がきた。涙を流しているがレイナは無関心だ、どうなるかな?俺の親も来た、10年も経てば老けるよな。綺麗な服を着て泣き真似をしている。
「嘘泣きはやめろよ」
「は?あ、あんた、どんだけ」
「賠償金でももらったからそんな綺麗な服着てるのか?」
「な、なんてことを!」
手を振り上げるその手を掴み睨むと、
「俺はもう二十歳だ。勝手にさせてもらうし、縁も切る」
「か、か、勝手にしなさい」
と言うとその場から出ていった。
パシャパシャとシャッター音が切られる。
その中の一人に話しかけ、独占取材を受ける代わりに一ヶ月面倒を見て欲しいと言ったらオッケーが出た。
俺の生い立ちから今まであったことを全て話す。たちまち親は大炎上して住所や顔まで特定されていた。
まぁ、知ったことじゃない。
そのあと弁護士を読んでもらい縁を切りたいと話すと分籍という形にしか出来ないそうだ。親が子に会うのをとめることはできる。だが、けっきょくは縁は切れない。
自分が縁が切れたと思うことが大事だそうだ。
まぁ縁はキレたも同然だからいいけど。
あとはダンジョンができていた。空間の歪みが生み出したようだ。10年前からあるらしいので、ダンジョンインフラもだいぶ進んでいるようだ。
それからは奇跡の子供達という名の本が出たり色々合ったが何とか暮らしている。
レイナは俺と暮らすようになった。
やはり親戚というだけで、結局は赤の他人だったわけだ。
レイナと結婚して、皆に祝ってもらった!
これで俺たちの旅は終わりだ。
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まだ、続きを書きたかったのですが一応これで終わりということにしました。また応援があれば書いていってもいいかなぁと思っていますので見てくれた人も、途中で飽きた人もいたと思います。でも、読んでくれた人の全てに感謝を。ありがとうございます。
あに
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