第28話 図書館
図書館では魔王銀貨1枚取られて中に入る、出る時に返すらしいから実質無料だな。
いろんな本が所狭しと並べられていて錬金術の本は沢山あった。カズヤは目を輝かせて本をとり読んでいる。俺は魔法というものがよく分からないから魔法の本を取り目を通す。レイナは忍術の書を、ヨシキは伝記を読んでいる。ミイナは職業の本を取って読んでいる。それも気になるから後で貸してもらおう。
魔法とは魔素を使い、火や水を具現化した物であると書かれている。魔素はどこにでもあり体内にもあるという、体内に魔素なんてあるのか?丹田に意識を集中して動かすようにするといいと書かれているのでそうしてみると確かに何かがある気がするな。それを循環させることによって魔力循環を覚える。ほうほう。
読み進めていくと身体強化も魔力循環ができればスムーズになるし、魔法と呼ばれるものもできるようになるようだ。毎日コツコツとやってみるか。
ミイナが読み終わったようでその本を貸してもらう。
やはり職業は多くて俺のノージョブのことは一切なかった。けど。やはり職業でも緻密に分かれているらしく商人一つとっても下級中級上級大商人とあるようだった。スキルの違いかな?
剣士も魔剣士、魔法剣士などに分かれて上位ジョブに就くことが可能とあった。
今のみんなは、
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旅人グループ
ノージョブ
忍者
勇者
錬金術師
商人
聖女グループ
聖女
狩人
戦士→重戦士
盾士
魔術師
僧侶
薬師サトミグループ
薬師
剣士→剣聖
騎士→聖騎士
女6人グループ
侍
拳士→拳聖
魔動銃士
鞭士
魔具士
賢者
テイマーチヒログループ
テイマー
召喚士
魔剣士
鍛冶士
格闘家
シーフ→アサシン
5人グループ
吟遊詩人
アサシン
魔法剣士
聖騎士
剣聖
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となっている。
もうみんな、上がるとこまで上がってるから特殊な職業は書いてないしな。
本を返してつぎは、和也がこれ読んでと渡してきた本を読んでみる。錬金術には無限の可能性があり、いろんな組み合わせで金もつくれるようになる。っとここら辺はいつもと一緒だよな。マジックテントか、マジックテントは空間がテントより広くなっていてマジックバックの人が入れるバージョンと言えばいいのか上位互換だ。なるほどなぁ。これならつくれそうだが、元に戻せるのか?まぁ、これも試してみればいいだろう。
これを現代で使えたらそれこそ革命が起きる。玄関を開けたら二畳ほどなのに錬金術を使えば大豪邸だ。
「いやぁ、よかったな図書館!」
「本当だよ!錬金術はなんでもできるね」
「私は大商人になりたいわ、書いてあったのは利益が一億ゴールド稼ぐだったから、やってみる価値はあるわね!」
「僕たちが作るの?ねぇ?ねぇってば?」
「錬金術の勉強にもなるのよ?」
「新しいのならいいけどさ」
魔法も楽しそうだったな!錬金術も良いし、大商人になったらスキルが増えるのか?レイナは相変わらず無言で考え込んでいる。
「房中術の練習」
「だめ!まだまだダメ!」
「けち」
そんなこと考えてたのかよ。
あっちに帰ったら違う人を好きになるかもしれないだろ?
山猫の爪とぎ亭に帰り、魔力循環をしてみるとやはり何か動いてるのが分かる。これが魔力か。一番簡単な魔法で害のないクリーンという魔法をかけると、部屋が綺麗になった。どういう原理なんだろ?自分にもかけてみるとアカのような塩のようなものがサラサラと下に落ちる。バッサバッサと服を払うと綺麗になっているのでこれは使えるな!
他の魔法は危ないから外で使おう。
あとは錬金術だな。この部屋にかけると直すのが大変そうだからゴミ箱に空間魔法を固定してかけてみると、そこは四畳半ほどの部屋になった。入り口が小さいから腕しか入らないけどな。元に戻す時は空間魔法の固定を解いてやれば。元に戻った。よかったぜ。
あとはドライヤーだったよな。鍛治士で側を作ると。火魔法と風魔法を同じくらいの量でかけてみる。“ボオー”とターボライターのようになったので火魔法を少し小さくしてみるとうまくいった。風魔法は調節できるようにして持ち手もつけて完成だな。
“コンコン”
「はいよー」
「カズヤだけど今大丈夫?」
「いいぞ?」
「あははこの前のことがあるからね」
「まぁな」
「それ何?」
「ドライヤー、いまできたぞ」
「おぉ!ドライヤーが出来たの?どうやったの?」
カズヤにドライヤーの原理を教えて作ってみてもらう。火魔法が小さすぎても乾きが悪いから試行錯誤している。
「で、できたぁ」
「これで、俺が側を作って、カズヤが練金な」
「らじゃ!ミイナも人使いが荒いよ」
「誰が荒いですって?」
「ミイナ!なんで?」
「さっきからいたわよ、それよりそのドライヤー千個作ってね!」
「「千個!?」」
「それくらい売らないと大商人になれないもの」
「それスキルと関わるのか?」
「いいえ、少しは優遇が効くくらいかしら」
「ならそんな千個も」
「いいえ、大商人になるの!」
「「はい」」
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