2章 犬耳の少女編

020 第1章のあらすじ


 ロランとエリクシルは不時着後周囲の探索を行った。元の世界の地上と変わらないような植生や見たこともない動物、そして敵性種族の存在や戦闘機のように飛ぶ生物に驚きつつ元の世界の痕跡を見つけた。


 同時期に不時着したはずと思われる輸送艦の存在や、それにまつわる新たな謎を発見することになる。それらの情報を元にこの世界の分析を進めていたが科学的に説明できない物や事象がいくつも存在した。奇妙な太陽の存在や正体不明の大気成分など、我々の住む土地とは何かが根本的に異なるようだとエリクシルは言う。


 ロランとエリクシルはこの土地からの脱出を図るために、船を修理し資材と燃料の確保をすることを目下の目標と定めた。


 そして更なる情報収集も兼ねて、この地に文明や友好的な種族が居ないか調査すべく、船から離れ狼煙が見えた方角へ足を運ぶことに決めたのだった……。

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