第16話、魔王の覇者技
簡単な話だ、エネルギーが衝突した時さらにそのエネルギーが拮抗またはより大きなエネルギーが壁を作るかした時エネルギは肉体に到達する前に堰き止められる、簡単な防御結界の原理さ、
「わかんないか?小将殿、、、あんた、センスないね」
レオンにとって何も考えず戦えることなんてなかった、魔王として仕事する時もそれは翌日には民に知られるだから綺麗を意識した、だがもう、それは必要がない、手加減をする必要はもうない、
そのワクワクでレオンはめちゃくちゃに興奮をしていた、
「テェメ!俺を誰だと思ってんだ!、風帝竜剣術!」
アデルムの魔剣から大風を生み出される、その大風はレオンの方に向かっていく、
どんな攻撃でも結界を破壊または結界内から攻撃もしくは結界の発動外じゃないと、攻撃はとおらないのに、全く、
「ゴミみたいなセンスの君に教えてあげるよ、」
魔力結界の範囲を一瞬広げその時に生じるエネルギーで大風が消える、
「ばかな!」
おいおい、こんなことで、この程度で驚くなよ、マジで!
「いちいちこの程度で驚くな、つまらん」
レオンが大風によってついた埃を払う、無駄にでかい範囲攻撃を好むなよ、小物に見えてくる、魔法の真髄はそんなものではいんだよ、
レオンが人差し指を向けそこから見えないほどの極小な魔法陣を展開させた、
何だ、何をしているやつは、
「ショット*3」
一瞬光が三回通った、
何だ、何をしたこいつは一体、今やつの指から出た光は私を通り抜けたはずだ、いや、体は動いている、このままでは終われん、ならば、
「龍神剣!」
アデルムの魔剣に魔力が集まっていく、
は〜なかなかいいじゃん、無意識だろうが魔力を魔剣に巡らせている、それならほんの少し0.1ミリくらいなら渡り合えるんじゃなかな、
「へ〜、見直したよ、小将殿、それなら、僕の指の爪くらいなら、切れるんじゃないかな?」
笑いながらそう言い歩いてくる、何もしていない、魔力も貯めてない術式も使用していない、何もしていない平然の状態で近づいてくる、
舐めるなよ、このガキ!
「お前ら!俺の魔力を貯める時間を稼げ!」
その指示に従い、魔王軍の兵士たちがレオンの前に立つ、
「そんなことしなくても、待ってあげるよ、っと言いたいんだけど僕も少し急いでいるんだ、だから君たちは、『邪魔』」
「ブシャ!ブシャ!ブシャ!ブシャ!ブシャ!ブシャ!」
一瞬で全ての兵士が血を吹き出しその場に倒れた、
掌握魔法、自分より格下のものを掌握し言葉でそのものを操ることができる、まあこれはジリの能力によるものだが、
「な、何をした」
さっきからそればかりだな、全く、いい加減説明するのも疲れてきたんだよ、そのくらい自分で考えろ、考えるのを辞めたら成長はしないぞ、全ての事象にたいしてどういう理屈でできているのかそれらを理解しかつそれを扱えるもの、それこそ魔法の王、魔王なんだよ、
「いちいち説明してもらえると思うなよ、したっぱが!」
レオンがその言葉を発した時アデルムの周りに大風が集中した、大地を削り取るほどの大技それがレオンに放たれる、
ほ〜なかなかの魔力だよ、まあでも魔力をただひたすらに放出して大きな事象を生み出すだけじゃダメだよ、
「誰がしたっぱだと、大地ごと抉り取ってやる!」
大風を纏いながらレオンに向かって剣を振り下ろしに向かってきた、
レオンはその場で停止して左腕をその剣に向けた、
!こいつ、腕で受けるつもりか、ふざけるなよ、腕ごと切り裂いてやる!
アデルムの剣がレオンの結界近くに到達した、その時、
「カキーン」
剣は微小な結界に衝突した、
「な!何だと」
またその言葉か、面白みがないな〜君は、いや、小将殿だったか、
その剣をレオンは左腕の爪で受けたのだ、ごくわずかな結界を纏わせた爪は
全くの無傷でそこに残っていた、
「君の剣は、爪切りにもならないんですね」
アデルムは必死に爪を切ろうと押し込んだ、しかし爪は全く動かなかった、当然だ結界を破壊できなければどこを攻撃してもその事象が僕に到達することはないんだよ、
そろそろかな、あと3.14秒はどだ、
(3)
「貴様!」
アデルムが爪から剣を離し、レオンの体に剣を振るう、
(2)
「何者なんだ」
結界によってその事象は絶対的に僕に到達することはない、
(1)
「魔王だよ」
「魔王、だと」
(0)
「プシャー」
アデルムの右腕から血飛沫が上がった、
「ガァァァァァァ!貴様何をした」
光と同じ速度で喰らったダメージは遅れてやってくる、それは魔法じゃなく肉体の理論だ、
「貴様に放なった、三つの魔法光線が効いてきただけだ、何もしていないさ」
こいつ、今自分を魔王と言ったか、だかなそんなこいつが魔王だと、そんなはずは、いやまさか、先代魔王の生まれ変わりとかではないのか、
そうだとすれば辻褄が合う、こいつ、いやこのかたは先代魔王様の生まれ変わりなのでは、だとしたらこいつとダルメシアが一緒にいたのも納得できる、
まさか、本当に、
「ふ、ハァハァハァハァハァハァ、復活しておられたのですね、魔王様!」
、、、ハ?何言ってんのこいつ?
「そうでしたか、あなたは、でしたらあなたも人間にお怒りでしょう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます