第13話、なんでそんなダサい服着てるの

僕をこの学園に?


いやまて、僕はまだ今さっき生まれたばかりだぞ、そんな僕が学園に入学できるわけ、しかし、


「ワシの学園の生徒数は少ない、上級生下級生合わせて893人、なんとか学園の名を広めなければ、我が学園は」


この世界の学園は平均で3000人は継続させるのに赤字になるらしい、そのため学園の名を広め翌年に多くの生徒を集めなければ廃校になってしまうようだ、今まではダルメシアの魔王軍時代の給与などで賄ってきたがもうそれも、


なるほどそこで僕を入れて学園の戦力アップを狙っているということか、


正直、、、入学してもいいと思っているだが、肝心なのは、まだ入学できる年数に達していないということだ、どうしたらいい、もう正直に話すべきだろうか、


そうこう考えてるうちにダルメシアはレオンい語りかけてくる、


「私は、君にこの願いは受け入れてもらえないかもしれない、魔族と人間が仲良くする、そんな淡いごとのような理想を、」


ダルメシアがそうい言うとレオンは強くそのことだを跳ね返した、


「そんなわけないでしょ!」


そんなわけないだろ、一緒にいて意思の疎通ができるそんなのもう同じ人種で同じ世界に生きる霊長なんだから、そんな争い僕が必ず止めてやる、


「あなたはすごい、絶対その考えをここで止めてはいけません、必ずこの魔界に広めそれを実現させましょう!」


そう、小さな少年はそうワシに行った、初めはなんのことない普通の子供だと思った、あわよくば我が校の数合わせにと思ったのもまた事実だが、


いや、もしかたら何か感じるものがあったのかもしれん、あの時リゴンを買おうとしていた時から、この子は何かをもっていた、ワシの勘は正しかった、


このことならもしかしたら、そう思わせる、ただの子供がもう何年も生きてきたこのワシにそう思わせてくれるのだ、


「そ、そうか、わしを、ワシの考えを」


ダルメシアは涙した、今まで自らのこの話を真剣に受け止めるものはいなかった、笑われ侮辱され貶され、でもそれでも、親友をあんな残酷に殺した人間と友好を結びたいなんて、


あいつとワシは良くこんな話をしたな〜、いつか、


『いつか、俺たちと人間が笑い合える世界にならねーかな』


まだ戦いが激しくなかった時のことだった、俺とあいつはそんなくだらない話を、


『そんな世界ができたら確かに良いな、アルス』


彼はアルス・スダム、名門魔族の貴族スダム家の次男、


『できるさ、俺たちはそのためにここで命削って戦ってんのさ』


安らかな時間だった、これから戦争は激しさを増すことなんて想像もできないほど穏やかな時間だった、


ワシらは芝生の上で横になり風を浴びていた、そんな時だある子供がワシらに話しかけてきたんだ、


『おじさんたちはなんでそんなダサい服着てるの?』


そんな子供の言葉がワシのいや、ワシらの心をストライクに撃ち抜いたんだ、


『おい、おい、私たちはまだまだおじさんじゃ』


その時は思わなかったよこの戦争があと50年も続くなんて、当時の私たちはまだただの一兵卒だった、だが、


『おいおいやめろよダルちゃん、』


ダルメシアがおじさんと言われたことに少し腹を立ててを振って『しっし』とそのこを追いやろうとした、


でもアルスはそんな僕を止めて話し始めた、


『そうだな、ダサいよな〜こんな服』


複雑な切そうな表情をしながらそう小さな男の子に聞いた、それを私はただ見ているだけだった、彼の切そうな顔が今でも私は忘れられない、


『うん、大人のみんなはみんなその服着てる、みんないいと思って着てるの?』


その言葉を聞いて、彼は涙を流した、大粒の涙をまるで子供のようにしかし声は漏らさなかった、鼻水を啜りながらも必死に声を押し殺して、


私もそんな彼を見てなぜだか自然と涙が出た、


『そうだよなァ、誰もァ、こんなァ、服ァ、きてぇなんてァ、思わねーよな』


彼は泣きながら、涙を堪えようと頑張るも目から涙を溢れさせながらそう言った、そして彼は私とその子供にこう言ったんだ、


『君が大人になる頃には必ず、こんな服着なくてもいい世界を、俺とダルちゃんが作ちゃるから、なダルちゃん』


彼が私にそう言った時彼が今までどんな思い出人間と友好を図ろうと言うことを口にしてきたのかを理解した、


『おう、絶対にァ、つくろうなァ、私とアルならできるさ』


『おうアタボウヨ!』


しかし彼は最後の最後で初めて人間の捕虜として、、、、、、


それから私は怒りに任せて門部に乗り込み、こう言ってしまった、


『人間どもを全滅させてやります、私1人で誰1人残さず!』


今までにないほどの怒りが私を襲った、一体どうしてあんなに人間と友好を結ぼうとしていたものが人間に初めに殺されなければならなかったのか、私は怒りに任せて、勇者補佐官という人間の勇者軍の幹部を殺した、


『貴様!なぜ殺した、あんなに、あんなに人間との友好を図ろうとしていた我が親友を、貴様らは!』


魔力も全て使い切りここで殉職するつもりで怒りのままに剣を魔力を使いまくった、血まみれになっても私は怒りが突き動かすまで殲滅しまくり、やがて勇者軍は半数を失っていた、


私の戦いを遠くから見ていた軍は私がその場で力つき倒れたのを確認し全面突撃作戦を始めた、大将3人全ての戦力を総動員した最後の戦いだった、


私はその場で死を覚悟した、

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