第11話、魔王の契約
「邪魔竜剣、ミカルゲン」
ミカルゲン神器級の魔剣、前世の世界では聞いたことのない名の魔剣だ、ジリを手に入れる前に多くの神器級の魔剣を探した、おそらくこの剣はこの世界にしかない剣そしてジリも同じく、僕のいた前世の世界とこの世界は全く違う魔剣が存在することになる、
レオンはその可能性を考え微笑んだ、体から興奮が湧き上がってきた、
マジか!前世では魔剣のコレクションなんて出来なかったからな〜この世界ではたくさん集めたい、しかもみたことない魔剣もあるなんて、この世界案外悪くないぞ!
「そうか、ミカルゲン、、、いや、ミカちゃん、僕のモノになってくれ」
ミカは今何かに撃たれたそんな衝撃を受けた、
ミカにとっての初めての主人はミカにとっての初恋となった瞬間だった、その衝撃が何なのか今の一本の魔剣にはわからなかった、
「私が、お前のものにか、」
少し目を瞑り時間が流れる、ミカはこの時間に長く1人だったときの自分を思い返した、
誰も私を求めなかったでも私はいま求められた、
『なんだこの剣誰がこんな剣使えるか!』
そう捨てられた、何度も何度も何度も私は誰にも振られることはなく、今までここにずっと他られていた、でも彼は今私を欲してくれた!
「いいだろう、私が、この私が神器魔剣の力を貸してやろう、貴様の名は」
私を求めてくれた主人の名は、私を今救ってくれた彼の名を、
ミカの表情はまさにこれからの希望に満ちた笑顔をレオンに向けたその笑顔はレオンにとってこの世界に転生して初めて自分に願ったものそれが彼女だ、
「私の名は、最強魔王レオン・ハート・クロムウェル・サタン、勇者を超えた存在だ!」
レオンの自信に満ちた表情をみたとき魔剣は契約を締結した、
『我邪竜ミカルゲン、神器魔剣に宿し最近竜今主人の剣となりて契約を実行する』
ミカは魔剣になりその剣をレオンが握り領域空間に光が輝いた、
そして現実に戻ってきた、
「は!」
戻ってきたのか、これは!魔剣と魔力の通りが凄く良くなった、これが魔剣に認められたと言うこと、
スゲー、ほんとにすごいぞこの魔剣は、魔力の巡りがすごく良くなった、魔剣が僕の魔力を自らで巡らせているようだ、俺が魔力を巡らせる間もなく勝手にめぐり巡らせた魔力を僕まで戻してくれる、これは、
「どうじゃ、その剣気に入ったか、それなら良いが」
そうか、あの領域空間内の出来事は脳で完結する、つまりほんの一瞬のわずかな時間しか経っていないということか、
この剣がこの世界で俺だ手に入れた魔剣となる、
レオンは魔剣持とうとしたときダルメシアがそれを遮った、
「ちょっと待ってくれ、」
!なんだ魔剣をくれると言ったではないか、まさか今更になって渡さないなんていうなよ、まあもう契約はしたんだから他に誰が使おうとしたところで僕以外もう誰も使うことはできないが、
「なんですか、くれると言ったでしょ」
僕は少し不満な表情でダルメシアにそう言い返した、
「なんじゃと?誰がタダで渡すと言ったのじゃ?」
ダルメシアは少し微笑みながらそういった、おそらけこの魔剣にそこまで興味を持ったのが誤算と言っていいほどのいい知らせになっているのだろう、
エビでタイを連れたというとことかな、まああの魔剣はダイヤや宝石よりも価値がある、なんてったってsss級の神器魔剣なのだから、
これも豚どもに真珠といったところか、ラノベの価値を分からないもうまいな豚どもが!みたいな、
おっと失礼、
『?今、何かあったきが、いや気のせいか』
「そうか、何か条件があるのですか」
レオンはその条件次第で決めようと思いダルメシアの話を聞くことにした、
「少し長くなるが聞いてほしい」
ダルメシアは師範の椅子に座り話そうとした、その隣でレオンは魔剣を床に置きダルメシアの方を見る、
「わしは今より40前に魔王軍中将となった、中将となり数多の人間や同族である魔族を打ち倒してきた、何度も戦争に参加した、一度大将の座が手に入るとこまでいったがその座は他のものに譲った」
中将、それだかでも魔王軍の中での地位はかなり上の方である、軍の総勢約5000000人、この中で役職を持つのは約1000さらに中将は50人ほど、大将は3人しかいない、総帥とまでなると1人、四天王は4人、そして最後に魔王、つまり大将に推薦されるということは中将の中でもトップクラスということがわかる、
この人はそこまですごい人だったのか、前世の世界で僕は総帥殿とはあまり話したことがない、なんの苦労もしていないように僕の姿が見えたんだろう、僕を嫌っていたような気がする、
僕も魔王の子孫として精をなしてしまって魔王になるしかなくてそれでも頑張った、そうしてきたつもりだったんんだけど、でも軍の意見とは対立ばっかりだったな、
僕がこうしたいといってもなかなか賛成してはくれなかった、それは僕のせいか、
大将になれば軍の全権を得ることができる、それは魔王にも意見を言えるそれなのになんで、
レオンは不思議だった、誰もが大将、総帥を目指し軍に入団するしかし、
「なぜ大将にならなかったのですか」
その回答はレオンの想像していたこととは全く違う回答だった、
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