第9話、魔王の魔剣

レオンがひとたち振った剣は無だった、何も起こらないまるで空気を振ったように魔力を何も流さなければ本当にただの鈍になる、


「ダルメシアン様もし宜しければなのですが」


レオンはダルメシアに目を向ける、


「なんじゃ、」


「この剣を私に、いえ僕にいただけないでしょうか」


!この剣をか!この剣はDと鑑定された魔剣、この剣をなぜ求める、まさか!確かにその剣、無駄に着飾っている、


なるほど価値があると勘違いでもしたか、なんにせよワシには好都合じゃ、


「よかろう、その剣をやろう」


変わるにワシの願いを聞いてもらうチャンスじゃ、ワシはこいつにかけるぞ!人生を、


「感謝します」


レオンはその剣に自信の魔力を送り魔剣に残した、


!グハ、


ここは、領域!


あたりは国淵だった、ここは


「私の領域だ」


この声知っているほぼ毎日肌身離さず持っている僕の相棒、


「久しぶりだな、本体を見せてくれるのは、ジリオンゼウス!」


レオンはジリオンゼウスが自分を睨んでいるのを感じ取った、この目は、だいぶ昔にむけられた、目だ!


前世で僕がジリオンゼウスの剣を得ようと君に戦いを挑んだその時の、


「ガァー!」


ジリオンゼウスが破壊光線を放つそれを四天王サムウェルが防御結界を貼り魔王を守る、


「!パリーン」


防御結界が破壊される、サムウェルの防御結界を破壊するそれは、ssランク以上!


「フン、さすがですねレオン様、あんたが欲しがるだけはある、俺が少し遊んでやるろう!」


四天王ダングレストが大魔竜ジリオンゼウスに魔剣ゲイルで斬りかかる、


「ハァァァァァァー」


魔剣ゲイルがジリオンゼウスに衝突する時羽で剣を防ぐ、その羽はダイヤのごとく硬く魔剣ゲイルをいとも容易く跳ね返した、


「馬鹿な!」


俺の剣がこうも容易く、


「まるで黒いダイヤのような強度だな」


レオンがそう口にする、ダイヤのような硬さの羽に攻撃してもダメージは通らない、ならば


「2人とも、最大魔力攻撃であの竜に攻撃しろ」


四天王デオルトス•ベルとミルセム•ボルスがレオンの指示を受け最大魔法を放つ、


「ハァ!ーメテオプラズマ!」


デオルトス•ベルがジリオンゼウスの頭上に魔法陣を展開させそこから隕石を落とす、


「堕天の封鎖!」


ミルセム•ボルスがジリオンゼウスの横わらに円を描くように魔力輪が出現する、


二つの魔法攻撃がジリオンゼウスに衝突する、


「ガァァァァァァ!」


ダメージはあるか、、、レオンはジリオンゼウスの前まで歩く、


「四天王、下がれ!」


「は」


レオンは四天王を下がらせる、


さて、どうするべきか、私はどうしてもお前が欲しい!


「破極!」


レオンがジリオンゼウスに魔力弾を放つ、


「ガァー、」


ダメージ自体は確認できる、このまま戦えば活ことは可能だろうしかし、私はお前が欲しい、この大魔竜剣ジリオンゼウスの力が、


そう思い考えを模索しながら竜と長く戦いを繰り広げた、その時間は3時間ただ同じ動作の繰り返し、竜はレオンに話し出した、


「貴様!なぜ私の力を欲す?」


私が貴様の力を欲する理由?


その時レオンの脳に1人の、人間の勇者の顔が浮かんだ、


そう、レオンは彼女に、愛する者に置いていかれないようにするために、力を欲す!


「私は、世界最強となり勇者を倒すために貴様の力を欲す」


勇者を倒す、、、そうかこいつは、フン、いつだってそうだった、なぁ(大聖竜エクスカリバー)よ


いつだって数多の魔王は勇者に恋し、そして自ら敗北することを選んできた、しかしこやつは、


「ハァハァハァハァハァハァ、いいだろう、私の力を貴様に貸そう、しかし絶対の約束だ、勇者に勝つまで私は貴様から離れることはない、これは契約だ、絶対のな!」


ジリオンゼウスが体を魔剣へと変える、そしてレオンはその大魔剣ジリオンゼウスに魔力を流す、これでジリオンゼウスはレオンのものとなった、


「そんな目で僕をみないでくれジリオンゼウス」


ジリオンゼウスがレオンを見つめた、


「貴様、私以外の剣を持つと言うのか」


契約、ジリオンゼウス以外の剣は勇者を倒すまで持たないと言う、しかしレオンは結局勇者に敗れた、今この世界で新しい生活を始めようとしている、だから、


「あぁ、ジリオンゼウス、俺はもうお前に縛られないもう俺は魔王じゃない、勇者と対等でいる必要がない、だから俺もお前を縛らない、もう好きにして構わない、」


そうレオンはジリオンゼウスに言った、別れを言うように、幾度も死線をともに超えてきた、そんなジリオンゼウスにレオンは、


別れは辛く悲しい、しかしもう俺はお前を縛る目的がない、もう自由にしてやらないと、


「貴様は、、、私を、捨てるのか、、、」


龍は涙を流した、まるで小さな幼子が泣くように、


「ウ、ヴェェェン」


!おいおい待て、ちょっとまて、泣くなよこいつどうした?


「まて、ジリオンゼウス、なぜなく」


ジリオンゼウスの体体が紫色に輝き幼い人型の姿になった、


「だって、私は、頑張ったんだよ、レオンが、勇者シオンに負けないように、私頑張ったんだよ、痛いのも、辛いのも、レオン兄ちゃんのために、それなのになんで、お兄ちゃんは私を捨てちゃうの!」


!そんなつもりは、僕は、ジリオンが、、、そうだったのか!まさか彼女も僕を思って、、、


やっと気づいた、こいつがなぜ僕をこんなに強く答えてくれるのは、、、


「すまない、僕が悪かった、ジリオン君の気持ちに僕は気づかなかった、すまない、忘れてなんかない君が僕に力を貸してくれると言ったときのこと、」


そうか、簡単に言えば、僕と添い遂げる意志を持っていたんだろう、新しい剣を僕が持つと言うことは、簡単に言えば、


「浮気ですか?」


どこからともなく声が聞こえてくる。





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