第3話、いやいや、勝つだろ普通
「いい加減決着をつけようか、シオン!」
魔王が魔剣をシオンに向け返す、
「そうね、でも、勝つのは私勇者シオン」
フン、調子に乗りすぎだぞシオン!さてどうするシオンの魔力の巡りあれはすでに循環術式を使用した者、無限が流れているのは聖剣そこから循環させることで自身の肉体ダメージを軽減し長時間の無敵状態を可能としている、これは、、、
無理ゲーじゃね?
そんなことを考えている魔王をほかって、シオンが魔王に剣を振るう、
「術式、覇殺券」
覇の圧力を溜め込み一気に放ちシオンを飛ばそうとする、並の人間なら体をも持っていけるが無限を纏ったシオンにとって重たい風が吹いたに過ぎない、それは魔王も理解している魔王の狙いは、
「ここだ!絶対領域空間展開!」
絶対領域、大量の魔力を使用し自身に都合の良い領域空間を展開させる、この空間内ではあらゆる法則を操れるその代償は圧倒的な魔力量、一般の人間が一万人いて展開できる、さらに展開し続けるにも莫大な魔力を使用する、しかし今の魔王は負変化術式により魔力はほぼ無限、無制限で自身の有利な領域空間を形成できる、これも負変化術式の応用による者、
「私が貴様にはなったのは空気圧を凝縮したものに負のエネルギーを入れて放った、言わば重い空気、だがそれでもお前との距離を保つのにはちょうどよかった、」
流石に領域空間を展開してもその途端に腹を貫かれたらどうにもならないからな、
さーてと、始めるか、
「無限覇殺拳!」
四方八方から凝縮された魔力圧の塊が飛ばされるさらにそれは空間内を反射し増え続けるいくら無限の力を纏ったと言え私と同じリミッターと言う名の限界はあるはずだ、
まずいな、領域空間内に入れられるとは、ここで私のを発動してもおそらく魔力総量は私が上だけど奴は無限、もし領域同士の衝突で破れると、肉体の完全消滅を意味する、ならば、、、
シオンが聖剣を左手に持ち替え右手に魔力を生み出す、
「錬金術式、マスターエネルギー」
マスターエネルギー、無限と無の間で生み出されしエネルギー、万物が生まれた時の無から誕生する時に発生するエネルギー、無限の密度がそこにはある、
「反射!」
何!マスターエネルギー!万物全てのエネルギーの根源、それはどんな魔法攻撃を可能とする、それは存在しない魔法を生み出すことも可能となる!
無限覇殺拳が反射され領域空間内にぶつかり合う!
「全て反射するだと!マジかよ!ファースト、最強破壊術式(破極玉)」
こいつで馬鹿みたいに増えた無限覇殺拳を相殺してついでにシオンにぶつからせる!
「ハァァァァァァ!ー」
破極玉は無限覇殺拳を相殺してシオンに向かって行く、シオンはそれを聖剣でいとも容易く切り裂く
「ハア!」
虹色の剣筋が残り完全に消え去る、もはや領域空間の存在をも超越した無限同士の戦い、
「グ!セカンド、最強覇王術式(覇王玉)」
今度は直接ぶち込んでやる!あくまで無限の力は聖剣によるもの肉体に触れるだけじゃ消滅しない、なら肉体に直接の攻撃を叩き込む!
領域展開内は私のテリトリーなのだよ、私の魔力で満ちた世界と言っていい、スピードとパワーにバフがかかっている、さらにそのバフは無限に無限を重ねた上のバフだ、スピードは万物の全てを超越してる、
一瞬の目配せよりも早くシオンの背後に周り直接覇王玉を打ち込む、
「まぁ、効かないよな〜、俺も自分が負ける方法はわかるのに、あいつに勝つ方法が二つしか思いつかない、」
「私はお前に勝つ方法は13通りほど思いついたわよ、」
「!それは流石にハッタリだろ」
シオンは自身に溢れた笑みを見せた、
おいおいマジか!たまらんぜそりゃーよ、きついぜマジで、ほんとにどっちが敵かわからねーな!
「いや〜それにしてもさすが十代も魔王を屠ってきただけあるな、」
「そうね、11人目の挑戦者は一番強かった、歴代のどの魔王たちよりダントツで強いわ、まさに世界最強の魔王ね」
「勇者にそう言われるなんて、嬉しい限りだが、最後に勝つのは私だ!サード、不変換魔術術式、反核融合、(絶死玉)」
サードこいつをさらに引き上げることを目標にして戦う、
絶死玉を生み出す、
「それを私に打ってみるか?」
自身から来るものか、それとも絶対勝つと信じているのか、どちらにしろまずはサードが通じるのかやってみないと話にならない、
「行くぞ!」
絶死玉を放つ、シオンがウルトラゼノエクスカリバーを振り下ろす、
その衝撃が波動を生む、
さ〜て、せめてダメージは入っていて欲しいな〜
「ク!、はぁ〜はぁ〜はぁ〜」
思ったより強かった、これは、
シオンが聖剣を地面に突き刺し膝を支える、
「フン、強がりがすぎたなシオン、貴様が最強だったのは私以外の魔王だったからだ、」
流石にもうこれで終わりだ、
「フン確かに、私はもう戦えない、ボロボロの状態、回復魔法さえ使えないほどまで追い詰められた、正直ここまでやるなんて思わなかった、、、でも」
「グハ!な、、、何!、これは、負変換術式が機能していない?いや、これは!」
魔王の腹にドテッ腹が空いていた、まさか!
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