第2話、いや、これでなんで負けるの
魔王の体には負のエネルギーを纏わせている、それにより全ての魔法攻撃斬撃を負のエネルギーと変えることが可能、つまりほぼ不死身、
「ここでお前を倒す、勇者シオン!ブラックエクスプロージョン!」
黒い巨大な塊が生み出されシオンに向かって落ちてくる、
「ク!切り裂け、聖剣エクスカリバー」
エクスプロージョンを切り裂きそのまま魔王に一太刀を入れた、
「何!」
手応えはあるはずなのに、魔王の体には黒い穴が空く、
「ここに負のエネルギー同志が混ざり合い肉体を再生させる、これが負変化魔術式」
このどたんばで新たな力を手に入れたのか、しかもそんな反則級の技を、でも正気がないわけではない、負変化魔術式は正の魔に負の魔を入れることで負のエネルギーとする、そしてそこにもう一度負の魔を入れて正の魔とし自らの魔法に作り変える、
正の魔になったときそこに私が最大の技で勝負を決める、
「そんなに、バッコン、バッコン、巨大魔法を放って魔力切れを起こすのではないか?私は魔力はほぼ無限だがな」
聖剣に大量の魔力を込めて、ジョキンジョキンと切り刻む、しかしその攻撃も負のエネルギーを送り込むだけで、その攻撃はマイナスとなりダメージはない、
「うるさい、だまれ、貴様が最強に至ったのはわかった、それでも私は勇者だお前を倒さないといけない」
私の体力も魔力もほぼ無限、正真正銘最強
しかし勇者もこのまま負けるわけにはいかない、魔力を底上げして対抗しようとする、
「ハアアアアアア!ー、エクスカリバー、覚醒せよ、ゼノエクスカリバ!」
ここにきて勇者強化イベント、当然のことのように魔力も諸々が上昇する、
「ハ〜、どれだけ私を追い詰めれば気が済む、勇者シオン!最強破壊術式(破極玉)」
全てを飲み込む負のエネルギーの塊、負変化魔術式の応用技、そして
「セカンド、最強覇王術式(覇王玉)」
もう一つの負のエネルギーの塊、存在の証明式により、個体が全く異なる負のエネルギー、さらに
「サード、不変換魔術術式、反核融合、」
二つの異なる負のエネルギーが反発し合い新たな個体を生み出す、これが負の魔術式、負と負の融合によりそれは巨大な正となる
「絶死玉」
その塊はシオンに向かい放たれた、
「 全てをの事象を断罪する、ゼノエクスカリバー!」
!負の事象をも断罪する力、正の力の頂点だとでもいうか、最強破壊術式(破極玉)最強覇王術式(覇王玉)なら負の事象を断罪できた、しかしこの塊は不変換魔術術式による反核融合で巨大な正の事象となった、無限の負と無限の負の融合は無限の正となる!、どれだけゼノエクスカリバーの正の魔力が凄かろうと、無限の正の魔力には太刀打ちできない!
「飲み込め!絶死玉」
「ク!ハアアアアアア!ー」
無限の正のエネルギーの塊がゼノエクスカリバを飲み込みシオンも飲み込まれる、
その影響でついに城が崩壊する、
「ハア〜ハア〜ハア〜、ク!」
直にくらい城の崩壊に巻き込まれ瓦礫から姿を見せる、シオン、その上に魔王がくる、
「貴様の切り札も今の私にはこの有様だ、フン、楽しかったぞシオン、今まで私たちを追い詰めてきた戦いも、これで終わりだ」
魔王がもう一度同じ術式を発動させる、
「まだだ、ハアアアアアア!ー、覚醒せよゼノエクスカリバー私の思いに応えなさい!」
またまた、シオンに光が集まっていく、
「おい、おい、いい加減にしろよ、主人公補正もやめて欲しいんだけど」
正直に口から本音がでそうになるほど都合のいい展開、
「ハア!ー、ウルトラゼノエクスカリバー」
「ファースト、最強破壊術式(破極玉)セカンド、最強覇王術式(覇王玉)サード、不変換魔術術式、反核融合、(絶死玉)」
今の魔王はどうにもできな程の強さになったのはわかった、なら、少しでいい、ほんの少し、私にも無限の力を!
シオンの体から、虹色のオーラが流れる、
「まさか、無限を纏っているというのか?」
ふざけるなよ、今作った絶死玉を無傷で耐えて、最後の大技に賭けるつもりか、あの状態は長くは持たない、その間全て防ぐまで!
絶死玉が爆発四散した、
そこから、シオンの姿が現れる、
「マジかよ!本当に無限を纏ったと言うのか!」
無限のエネルギーの中に飛び込んでも自らに纏わせた無限によって耐えられる、更にそこから何事もなかったように聖剣の斬撃を放ってくる
「無駄だ!私の体には負のエネルギーが纏わせてある、触れたら即攻撃も無となる」
「それなら、貫いてあげる」
少しずつ距離を詰めようとするシオン、距離を取り時間を稼ぐ魔王、2人の間合いは狭まらない、
このままでは、先に私の魔力が尽き無限を纏えなくなる、だったら、
シオンは聖剣に全ての魔力を込め無限を聖剣に戻した、
無限の力を得ているのは聖剣の覚醒により得ている、さらにそこからシオンに無限を送って体に纏わせている、しかしそれでは無限の魔力が肉体にたまりいずれ耐えられなくなる、だからシオンは一度聖剣に戻して聖剣と身体が無限を循環するようにしている、それにより長時間の無限状態を可能にする、
「これで、ほぼ無制限よ」
虹色のオーラを纏いながら魔王に剣を向ける、
「フン、本当に、ここまでやっても、楽には行かせてくれないのか」
長ったらしく戦いは続くどちらも覚醒に次ぐ覚醒で最強を極めて全く勝負がつかない。
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