5.5話


「イカリ〜ミツルギはどうだった?」


「どうだったって見ての通りだ」


俺は盾の修理をしているのを見せた。


「これはそれなりに硬度のある素材でできてて、尚且つ俺のスキルをかけてる。

そんなものをここまにするんだぞ。」


「うわ〜」


見るからに盾がボロボロになっていた。


「戦闘技術はまだまだだけど潜在能力はとんでもないぞ」


「いつか正式に私達のパーティーに入ってくれるかしらね?」


「わ、私は入って欲しいな・・・」


「それならミツルギがアカデミーから帰ってくるまで強くなっておかないとね!」


「あいつどれくらいで戻ってくるかな」


「どんなに強くても1、2年はかかるだろうよ」


「そうね」


「また、会えるの楽しみだな」


私はミツルギくんが去った方を見つめた。


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