読み専だった私の『読み易さ』についての考察

 『読み易さ』と一言で言っても、その中身はとても複雑で難しい。

 段落毎に行間を入れた方が良いと言われる人も居るが、詰まっていても読み易い物があるし、段落毎に行間を入れていても読みづらい小説もある。地の文も1人称の物と3人称があるが、どちらも読み易い物と読みづらい物がある。

 それと更に難しいポイントは『人によって読み易さのポイントが違う』という事。句読点、改行、1小節の文字数、会話文の多さ、人によって読んでいて心地良いと思える物が違うので万人受けが難しいのだ。


 ちなみに私が読んでいて心地良いと思えるポイントは『読んだ際の音のリズム』で、これがあまりに悪いと読んでいて気分が悪くなってしまう場合もあったりする。そして凄く基本的な部分ではあるが、やはり下記3つの要素は私の読書リズムを尽く崩してくるので、言わば私の天敵だ。


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 1.読点がやたら多い


 『段落毎に、行間を入れた方が、良いと言われる人も居るが、詰まっていても、読み易い物があるし、段落毎に、行間を、入れていても、読みづらい小説もある。』

 

 私の中では読点が出た時に1拍置いて次を読むので、これが多いと音がぶつぶつ切れているように感じてしまって、とても読みづらくなってしまうのである。


 2.同じ接続詞・語句・語尾が連続している


 『母の再婚相手の義理の娘の私の持っていた物』

 『置く所がそこしかなかったんだよ。だから、そこに置いておいたんだよ。でもそれは仕方がないと思うんだよ』


 かなり極端な例を書いてしまったが、出版されている本の中にも、稀にこのレベルの文章を書いている人が実際に存在する(汗

 同じ語尾が連続しているのも音がぶつぶつ切れているように聞こえて読みづらいが、同じ接続詞を使っている文章は読んでいて本当に訳が分からなくなって何度も読み返してしまう。


 3.読んでいて文脈に違和感がある


 これはニュアンスの問題なので例題を出すのが難しいのだが、実際に口に出して読んでみると顕著で、何と言うかこう『言葉のチョイスや言い回しに違和感がある』のである。

 

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 上記の要素があると読むリズムが狂っていき、最悪の場合文章に酔ってしまった様な状態になってしまう。

 ※多分、読んでいて音の切れ目とかリズムとか気にして、文章に酔ったりするのは私ぐらいだと思うけど


 それと私は、初めての執筆作品である『テイマーの生き方、歩み方』を書くにあたって、読んでいて心地良いと思える文章を作る作者様を徹底的に研究して、『モノローグの書き方』『会話文の書き方』『句読点の打ち方』『シリアスとコミカルの割合』『言い回し』などなど作者の癖を洗い出して執筆ルールとして使う事にした。

 これは、私の様に初めて小説作りをする方や、これからやろうかと考えている方にはかなりお勧めな手法です。私の場合、実際に執筆を始めようと思った時にどう書けば良いのか分からなくなってしまって、読むことと書くことの違いに打ちひしがれてしまった経験があるので、執筆初心者さんは執筆ルールを事前に作っておくと良い道しるべになってくれると思います。

 ※ちなみにエッセイは未研究の為、その日のテンションによって書き方がバラバラで読みづらくなっていると思います。大変申し訳ない限りです(汗


 

 ここまで読み易さについての私の考察を述べておいてなんなのですが、もしこのエッセイを読んでいる方で、私の小説も読んで頂けている方がいらっしゃいましたら、私の文章が読み易いかどうか、もし読みづらいと感じた方はどこが読みづらかったかコメントを書いて頂けると嬉しいです^^;

 長年の読み専だった頃の経験と執筆ルールの研究で、ある程度は読み易く書けているとは思いたいのですが、やはり初めての執筆のなので上手く書けているか少し不安だったりもします。

 今年のカクヨムコンテストに向けて猛勉強中の為、もし小説の方も読んで頂けている方がいらっしゃいましたら、何卒ご協力の程よろしくお願い致します!!

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