書きたい物を書くか、読まれる物を書くか

 今日、たまたまyoutubeで読まれるWEB小説家の才能について説明している動画を見つけたのだが、これがかなりショッキングな内容だった。

 簡単に言ってしまうと『流行りものに乗っからないと読まれないし、主人公に苦労や試練や挫折を与えると読まれなくなる』という内容で、今私が書いている物を全否定された気持ちになって愕然としてしまったのです。

 ※まぁ、被害妄想なのですが

 

 正直な話をしてしまうと、私は碌な苦労もせずに凄い力を手に入れて、相手を見下したり上から目線で語るような作品があまり好きでなはい。「簡単に手に入った力を振り回して人を見下すな!」と言いたくなってしまうのだ。

 だから私は登場人物達の設定や心理描写には注力して表現するようにしているし、主人公が苦労や失敗をすることもある。けれど、それが不評であり、読まれない要因となってしまうのであればどうするべきかと悩んでしまった今日この頃。


 そして悩んだ末、出した結論が

「今書いている『テイマーの生き方、歩み方』は私が読みたい小説を追求して、最後まで書き切る」

 という事でした。


 はっきり言ってこの小説に対する愛着は半端ない。登場人物全員の事が大好きだし、それぞれの登場人物を深堀して短編小説を出したいぐらいには入れ込んでいる。

 なので今更、プロットを変更して主人公を劇的強化し、苦労も挫折もなく最初から最後までハッピーハッピーな薄っぺらい物にしたくないのである。


 けれども、その後の事に関してはまだ決めていません。と言うのも「読まれなくても書きたい物を書く」というのを追求するのは一種の甘えの様な感覚も確かにあるんですよね^^;

 世に出すのであれば「読まれなくても関係ない」ではなく、『書きたい物』『読まれる物』を両方追及する必要があるとも思っています。

 なので、今書いている物に関しては『私の為の小説』を追求し最後まで書き切り、次の小説はしっかりと流行りをくみ取った上で世間と私の需要の差を埋められる作品を作っていこうと思います。


 そう決意しながら、今日も小説のストックを書き貯めるφ(•ᴗ•๑)カキカキ

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