第三話 初めてのバズり
クリップを集めるために配信をしながらランクを回していたある日
Dev1lはとても調子がいい日があった。
「やっべぇー!俺今日に関してはいつもよりも5倍くらい強いかもしれん」
こんな風に言いながらランクをしてると味方にレジェンダリー帯では珍しい女の人の声がした。
俺は思い切って話しかけてみることにした。
「レイブンさん女の人でこのランク帯にいるのって珍しいですね。」
「いつからこのランク帯にいるんですか?」
そう聞いてるうちにレイブンと呼ばれるコントローラーキャラを使っている女の人は嬉しそうに答えてきた。
「前シーズンにセミレジェンドになった後今シーズンも来れたのでレジェンダリー目指してます!」
女の人でここまでやるのも珍しいと思いながら彼はクリップ用の素材を取るために敵をなぎ倒すことにした。
「この調子なら今日でクリップ集め終わりそうだな。視聴者のみんなどう思う?」
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コメント
<もうお前が最強でいいよ>
<なんでチーム入ってないんだよ>
<普通の人ならクリップ集なんてもう2~3個くらい作れてるんだよなぁ>
<海外プロみてぇ>
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コメントが投げやりだったので若干不満を持ちながらもそんな言うんだったらこの試合で最後にしようと思い俺はもう一回集中しなおすことにした。
その時レイブンを使っている女の人が俺に話しかけてきた。
「あの...もしかしてブレイブさんってプロゲーマーの方だったり有名な方だったりしますか?」
俺はなぜそんなことを聞かれたのか分からなかったが、せっかく話しかけてもらったのでその質問に答えることにした。
「一応元プロです。今はチーム探してるんですが、俺のことを取ってもらえるチームがなくって...配信もやってるんですがいまいちで...」
そういうとレイブンの人はこう聞いてきた。
「お名前ってなんていうんですか?」
「Dev1lって言います。今はGameLikeってとこに所属しています。」
そう聞くとレイブンの人は武器を渡してくれた。
「これ!名前聞いちゃったお礼なので受け取ってください!」
「まぁもらいますが...ありがとうございます」
このゲームは結局俺が28/12/5という圧倒的なスコアで勝利し、クリップ集めの配信も終わることにした
「んじゃあ、この配信もこれでラストにするわ。おっつー」
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コメント
<乙>
<おいこいつ最強やろ>
<やっぱり悪魔やったんや>
<乙>
<乙>
<はよチーム見つかるといいな>
<Twitterのアカウント教えろ>
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Twitterのアカウントについてのコメントが来たが俺は不思議に思った。
なぜなら俺は配信のURLにTwitterのアカウントについて書いていたからだ。
そう思い配信はまだ閉じずに確認してみることにした。
「あああああああああああああああああああああTwitterのアカウント書いてねええええええ」
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<www>
<草>
<草>
<w>
<ワロタ>
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俺はやらかしでめちゃくちゃ叫んでしまった。
「お、おれのTwitterは@Dev1l_Aimsだからフォローよろしくな!」
「あとチャンネル登録と高評価もよろしく頼む!それじゃあ!」
こうして俺のクリップ集め最後の配信は終わった。
翌朝学校で俺は光輝に結果を伝えることにした。
「おーい光輝ーとりあえずお前の言う通り配信始めたぞ」
「んで結果はどうなったの?」
「チャンネル登録者は162人で同接は平均15人くらいかな。お前に比べるとまだまだだな」
そういうと光輝は考えるそぶりを見せてこう言ってきた。
「うーん、どっかでバズれるとでかいんだけどなぁー。やっぱ俺が宣伝するかぁ?
」
俺はその案を否定しようと思った。
確かにバスるのは大切だが俺はこいつの力を借りずに自分の力でやろうと決めていたからだ。
「バズらないかんのはそうだがお前の力は借りないでやるわ。」
そうして光輝は自分の席へと帰っていった。
俺は今日スマホを忘れてしまったため授業が終わった後光輝に早々に別れを告げ家にすぐ帰ることにした。
そしたら俺のスマホが壊れたように通知音を鳴らしているのを見つけた
「な、なんだこりゃー!?」
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第二話をご覧いただきありがとうございます。
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