第二話 配信開始

先日光輝に言われた通り俺は自分のプレイを人に見せるために配信サイトUtubeでランクマッチの配信をすることにした。

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配信開始しますか? "はい"  "いいえ"

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配信開始をしランクを数戦回そうと思い俺は慣れないながらも配信をし始めた。


「皆さんどうもこんにちは、Dev1lと申します。

現在プロチームを探しております。

チーム勧誘などはTwitterのDMによろしくお願いします。」


「ではランクを数戦回していこうかなと思います。」


1試合回し終わった後コメント欄を見てるといくつかコメントが来ていた。

結構うれしかったのでそのコメントとちょくちょく話すようになった。

<初見です>


<うまいですね>


「初見さんいらっしゃい。コメントありがとうございます。

そうですね、自分は一番上のレジェンダリー帯で今やってます。最高順位は73位ですね。今はぎりぎりセミレジェンドで521位ですね。」


そう答えると視聴者はコメントを少しづつだが書いてくれるようになっていった。


同時接続人数――3人

チャンネル登録者数―――17人


翌日、祐樹は学校で配信の結果を光輝に報告した。


「後期のアドバイス通りに配信始めたぞ」

「だけど同接3人が最大だったんだがどうすればいい?」


そう言うと光輝はこう言ってきた


「俺が宣伝してあげようか?」


何を隠そう光輝はプレイヤー名『StepK1NG』としてチャンネル登録者70万人を誇るストリーマーだった。

光輝と祐樹は中学生時代、その並外れたゲームセンスで祐樹はプロゲーマーの道へ、光輝はしゃべりのセンスも相まってストリーマーの道へと進んだのである。


だが祐樹はその提案を数秒考えてからこういった。


「1ヵ月はこのまま頑張ってみるわ。お前の力を借りるのは俺の純粋なファンじゃないからな。」


光輝は笑顔を見せた後祐樹に向かってこぶしを突き出して言った。


「祐樹はやっぱりそういうと思ってたよ、だって誰よりも負けず嫌いだからね。」



祐樹は家に帰った後配信をするということを何度もやった。

そうしてチャンネル登録者も少しずつ増えていくようになった。


だが一向にチームからの連絡もなく、トライアウトの募集などもないためネットの父親みたいな存在でありAimsのプロゲーマーとしてライバルである国内3位『Lascal Gaming』

通称LGのリーダーのAsterに相談してみることにした。


[Asterさん今大丈夫ですか?]


[大丈夫だよ、どうしたDev1lくん。]


[今自分チームをクビになるのが確定してるのでチームを探そうと思ってるんですがどうすればいいですかね?]


[Dev1l君はAIMも強いし戦略眼もしっかりしてるから引く手あまただと思うんだけど...そうだ、Dev1lくん配信してたりする?]


[はい、友人に勧められてほんの2週間前ではあるのですが配信始めました。]


[んー、じゃあTwitterにクリップ集あげてみよう]


[クリップ集ですか?]


[短くて目立つ動画ならチーム関係者の目にも止まるんじゃないかな?]


[ありがとうございます!少しづつ撮り溜めして投稿してみます!]


[君と本選で戦えるのを楽しみにしてるよ。まぁ、勝つのは俺たちだけどね]


[こっちも出れるよう頑張ります!]


祐樹はAsterに相談することによりクリップ集を作ることに決めた。


「まずはクリップを撮らないとな...そうだ!視聴者に聞いていいところをクリップしよう」


そうして祐樹は1週間クリップ集めの配信をした

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Twitterに載せる用のクリップ集め part1


再生数 157回


チャンネル登録者数 37人


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設定資料

Aimsには日本大会、APAC-N(日中韓地域大会)、世界大会の3つの大会があります。

基本的には国内ランキング上位8チームがAPAC-N大会へと進出し、そこから世界大会へ進む3チームをかけた戦いが始まります。


モチーフはValorantの国際大会フォーマットをApexのALGSのような形式で進んでいきます。


国際大会は年1回開催です。


また、配信サイトは今のところUtubeとQwithcTVの2種類がメインになると考えています。


某SNSは名称が変更されたのでそのまま使用してます。


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設定資料②

大会フォーマット

16チームで開催される日本大会、本選では2グループに分け総当たりのグループステージが4か月間行われます。


グループ上位3チームがそのまま日中韓大会へと移動し、賞金を獲得することが出来ます。

敗退してしまったチームは予選敗北してしまったチームも含まれるシングルトーナメント、通称LCQ《Last Chance Qualifier》にて決勝まで残ると日中韓大会へ進出することが出来ます。


日中韓大会はダブルエリミネーション方式が採用されており、日中韓より8チームづつが参加します。


公平を保つために上位12チームからはそれぞれの国の持ちまわしにおりLAN方式での大会が開催されます。


世界大会はの出場チームは

EMEA地域より5チーム

NA地域より4チーム

SA地域より3チーム

APAC-N地域より3チーム

APAC-S地域より1チームが出場します。


大会形式は4グループに分かれグループステージを戦いグループ上位2チームがトーナメントステージへと移動します。


言ってみれば国内大会、APAC-Nは大会はVCJのような感じ

地域の枠組みに関してはApexと同じものを採用してます。

世界大会はValorantのMastersやChanpionsみたいな感じです。


今後変更するかもしれないですがひとまずはこんな感じで考えています。


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第二話をご覧いただきありがとうございます。


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