第15話 戦場
太陽が水平線にちょうど沈み、紫からオレンジのグラデーションに染まった空と海に、敵船は黒い影となってはっきりと見えた。
ここはかつて豊かな漁村であった。しかし、繰り返される侵略の攻防の場となり、今ではすっかり荒れ果て、土は焼かれて草も生えず、家屋の残骸と思しき木材や石材が生命の廃頽を象徴している。
角がとれて丸くなった無数の石に覆われた浜は、裸足で歩くのにはちょっと痛いが、舟の上げ下ろしには適している。
海底は急深で、沖合の様々な岩礁には多くの魚が住み着いているが、浅いところはなだらかで舟の出入りが容易である。このような地形が敵の目に留まるとそこは格好の狙い場となる。
今から戦争が始まろうとしている。
そして、この場に魔法の使えない卓人の姿があった。
「え、タクトも戦闘に参加するの?」
一時間ほど前のことだ。敵の襲来に慌ただしくなる兵学校で、戦場に向かおうとする卓人に声をかけたのはベラだった。
「だって、行かないといけないんじゃ……」
決闘でルイザに勝ったことで意気が揚がったわけではない。彼はそうしないと兵学校にいられないと思っている。
「ナナリのタクト!」
二人に歩み寄ってきたのはニコライ教官だった。
「貴様の戦闘参加は認めん」
「え? だけど参加しないと……」
「回復魔法はできるのか?」
できるようになってない。
「回復魔法が使えることが戦闘参加への最低条件だと言ったはずだ」
その通りだ。だけど、せっかく決闘に勝ったのにという思いが抗おうとする。
そこへ別の教官が駆けつけた。
「ニコライ少佐、ナナリのタクトの参戦を認めろ」
「なんだと?」
教官はニコライに耳打ちして説明した理由は次の通りだった。
回復魔法は必ずしも使えずともほかの仲間ができるならなんとかなる。予科生の戦闘はその他の兵士が支援するのだから、戦場を体験させる方が有益とみるべきだ。戦闘を経れば記憶を取り戻すかもしれない。何より、成績主席のルイザに勝てたのは記憶を取り戻しつつある兆候かもしれないではないか――とのことだった。
ニコライはそれを聞いて鬼の形相になった。
そもそもルイザが決闘を申請してきたことに対し教官たちは私怨ではないかと異議を唱える者も少なくなかった。しかし一向に魔法を取り戻す様子もないタクトをみて、おそらく負けるからここで退学にすることが適切ではないかとの意見も多かった。
彼のような事例はこれまでになく判断は難しいが、いくら教育的立場といっても長引かせるほど問題が大きくなることは明白だったからだ。
ニコライもその方が正しいと思った。決闘を機会にタクトを軍から除籍する方向に定まっていた。
だが勝ってしまった。
教官たちの評価は一転した。
「その考え方は危険だ!」
「だがナナリのタクトが記憶を戻せば、味方の犠牲が減る」
「戦術において甘い想定をするのは間違っている」
「凝り固まった規則に考えが束縛されれば、難しい局面は打開できない。だいたい、ナナリのタクトの剣術は戦場でもなんとかなると言ったのはお前だ」
確かに経過報告の際にはそのように述べた。
「だが魔法が使えんのだ。易々と規則を破るなら、軍とはただの暴力集団だ!」
「とにかくこれは上からの命令だ。どうしてもというなら本人の意向を聞け」
「ちっ」
いつまで続くかわからないこの戦争に幹部も疲弊している。首都からの支援も期待できない。そんな中で圧倒的な力に誰もが淡い期待をもつのは仕方ない。
「ナナリのタクト。貴様は本当に戦う覚悟はできているのか?」
その鋭い眼光は卓人の心底を見抜いているようだった。だが、答えはひとつしかない。
「はい!」
「ダメだよ、タクト。魔法が使えないのに戦場になんか出ちゃ」
それでも止めたのはベラだった。
「悪いがベラ、のんびりと話している時間はない。こうなった以上タクトは連れて行く。心配するな、死なせはせん」
「……お願いします。ニコライ先生 軍はすでに戦列を組み、敵軍を迎え撃つ準備はできている。
卓人は列の一部となって見知らぬ中年に囲まれていた。
「お前、見たことないが、予科生だろ? こんなとこで死ぬんじゃねぇぞ」
「そうそう、若い奴は生き残ってなんぼ」
「死んだ経験ってのだけは、次に生かしようがねぇからなぁ」
「うほほほほ、うまいこと言うねぇ」
いかにも偉丈夫といった三〇、四〇代の男たちはひょろ長い少年を陽気に励ました。
『なんだか……イライラする……!』
卓人は自らを神経質な性格ではないと認識している。
自分を囲むおじさんたちの下卑た物言いなど普段ならとくに気にすることもないはずだ。いや、むしろやさしさで声をかけてくれているのだ。
しかしなぜか今日は癇に障る。渡された厚手の革製の胴着や籠手が、この世界にきたときに身につけていたものと同じなのも気に入らなかった。海の匂いがそもそも気に入らなかった。
奇妙な違和感がずぶずぶと正常な精神を蝕んでいるようだった。
その感覚は兵学校にきたときから感じていたようにも思う。それがこの場に立ったことで先鋭化してきたようだった。
海岸線沿いに、今この戦場にいない予科生たちがつくった先端を尖らせた丸太のバリケードが見渡す限り続いている。その後ろには土嚢を積み重ねてつくった擁壁が並び、さらに後ろには塹壕がいくつも掘られている。敵はこれらによって横陣で一気呵成に攻め込むことが不可能になる。
こちらは擁壁に身を潜めて、細長く分断された敵の隊列を打ち崩していけばよい。
さらにこちらは何重にも横陣を平地に配備することができている。
地の利はこちらにある。
そして事実、バルツ軍はこれまでに五回の侵略を行っておきながらすべて全滅している。
なんでこんな無駄なことを続けるんだろう。
その問いに対し剣術を指導したニコライはかつて、「敵には別の狙いがある」と言った。だが、その狙いがわからないから今こうせざるを得ないでいる。いや、わかっていたとしても、攻めてこられた以上はこの地を守る義務がある、受けて立つしかないのである。主導権は常に侵略する側にある。
一つの擁壁には五人が配備し、少し離れて支援部隊が列をなす。
擁壁の者が弓矢で確実に敵を仕留め、ある程度侵入されたら支援部隊が擁壁の部隊の撤退を援護する。その後ろに剣をもった歩兵部隊が位置し、実質的にはこの部隊が敵を殲滅する役割を果たす。
最前線は魔法よりも剣で突撃することになる。歩兵部隊は後ろに行くほど魔法練度の高い者が控え、後方から強力でより殺傷能力の高い魔法で前線支援を行う。
この世界での戦場における魔法とは、元の世界での銃と認識すればよいのかもしれない。前線では魔法を放つ余裕はなかなかないので、剣によって敵の戦闘能力を奪うことが主眼になる。
――本当にそれでうまくいくんだろうか?
当たり前のことにイラつく自分はおかしいと思った。
卓人はニコライが指揮する歩兵部隊の最前線にいた。その後ろの部隊にはベラがいて、魔法で卓人たちの部隊の突撃を支援することになる。レヴァンニはずっと遠くの部隊にいる。先ほどの決闘で負傷したルイザは参加を認められなかった。
ドマニス軍はこの防衛線において二五〇〇人の兵士をそろえた。それに対し、敵のバルツ軍は七隻の船、一隻につき一〇〇人乗っていたとしても七〇〇名程度である。
ドマニス軍にとって負けるはずのない戦争となることは明らかだった。
だからこそ、誰もがこの戦争で死にたくないと思っているし、その甘い気持ちに呑まれた者こそが死ぬこともわきまえている。
これまででも誰も死ななかった戦いはなかったのだ。
「死んじゃだめだからね」
隊列を組む際、すれ違ったベラはそう言ってにこやかに笑った。
「どうせ死ぬなら、ボインに囲まれて死にたいからな。お前だってそうだろう?」
レヴァンニも彼らしい言葉をくれた。
「死ぬなよ」
「お前もな」
敵の船影が近づくにつれ、あちこちで死ぬなよと互いに声を掛け合い、皆が励ますようになっていた。
「タクト」
呼んだのはニコライだった。
「戦場でやるべきことをせずして――」
年齢にふさわしくない童顔は、敢えて言葉を選んでいるようだった。
「後悔することのないようにな」
それは婉曲に死ぬなと言いたかったのだろうか。
風は凪いでいる。
なのに敵の帆船は徐々に加速しているように見える。
陽の落ちたこれからの時間帯はむしろ陸風のほうが吹くはずで、これはあり得ない現象だ。卓人は遠近感を錯覚したと思ったが、確かに加速している。
『そうか、風の魔法か!』
例えば、何十人もの魔法使いが風を起こせば、このような大きな帆船でも加速することができるはずだ。近づいてくるのは七隻のうち二隻。その加速は尋常ではなかった。みるみる海岸線に迫ってくると、そのままの勢いで上陸しようとしてきた。
これは揚陸船だ。
「その対策なら講じてきたわ!」
そう叫ぶと、最前線の支援部隊の髭の指揮官が命令した。卓人の目には何をしているかわからなかったが、風の魔法を繰り出しているらしい。
敵船の一隻の船首が不規則に暴れ出した。そして上陸しようかというその直前、船首はそのまま持ち上がり大きく天へ向かってその方向を変えたかと思うと、全長十五メートルほどの船がそのままひっくり返ってしまった。
卓人は理解した。
風の魔法で高速で突っ込んでくる船に対し、ドマニス軍はその船底に向けて同じくらいの風の魔法を仕掛けたのである。
揚陸船であるがゆえに船底は平らである。船底に風の魔法で多量の空気塊が入り込んだせいで浮き上がってしまったのだ。
魔法使いたちによる局所的な空気圧の操作と船速によってこれだけ大きな船でも転覆してしまった。
卓人は魔法による戦争のやり方に驚いた。
その効果は絶大で、無様に腹を見せる船からは何人もの敵兵が必死になって泳ぎ出てきているが、すでに動かなくなって海に浮いている敵兵も何十人といた。
だが、もう一隻はうまくひっくり返せなかったようだ。ものすごい速度で浜に突っ込むと、つんざくような軋む音を響かせて上陸し、丸太のバリケードを蹴散らしていった。
バルツ兵は船の勢いそのままに奇声を上げて突撃してきた。
だが、すぐさま彼らの前に擁壁が立ちふさがる。火の魔法で燃やしても簡単には焼け落ちず、足止めを食らう。そこへドマニス軍の矢と火の魔法が降り注ぐ。
数人掛かりでタックルをかけ、高く積まれた擁壁を倒しにかかってきたが、高さよりも厚みが大きく、壊すことは不可能だった。
その擁壁の上から配備していた兵士たちが容赦のない攻撃を放ち、死体の絨毯ができる。
擁壁を担当した兵は、ある程度のダメージを負わせたところで、敵が入り込んでしまう前に撤退する。引き際を間違えた部隊は擁壁の間を抜けた敵兵に取り囲まれることになる。
擁壁の効果は覿面であったが、完全ではない。次々とバルツ兵がその間を通って攻め込んでくる。もちろん、そこは矢や魔法に狙われている。次々と敵兵は倒れていったが、それを乗り越えて新しい敵がわいてくる。
こうなると、続いて上陸を仕掛けようとする敵船にまで手が回らなくなる。ほんの数分の時差をつけて上陸を試みた二隻は次々と浜に乗り上げることに成功した。火の魔法をこれでもかとくらわせて船を炎上させても、完全な阻止とはならない。
擁壁を抜け始めたと見るや敵船後衛の三隻から投石機を使って、なんと兵士を投げつけてきた。およそ二〇〇メートル遠方からの人間の投擲である。
敵兵は卓人たちの頭上を越え、戦列中央まで次々と飛んでいった。この速度で着地して生きていられるのは偶然以外にありえない。
しかし彼らは体術によって空中で姿勢を整えると、何かクッションでもあったかのごとく減速してあっさりと着地してみせた。
これは前代未聞の戦術であり、驚くドマニス軍を確認するや、飛び込んだ敵兵は風の魔法で周囲のドマニス軍を吹き飛ばした。
密集体系であるがゆえに、一人が倒れるとドミノ倒し的に何人もが巻き込まれる。この攻撃は効果的で、ドマニス軍は大いに混乱した。中央の戦列が乱されたことにより、後方部隊が前線を支援することが難しくなった。
この隙をついてバルツ軍は擁壁と塹壕をかいくぐって突撃してくる。
ドマニスの最前線の兵と魔法使いは歩兵部隊と入れ替わるように撤退する。
薄暮の時間、すでに塹壕の認識は難しくなり、何人もの敵兵は塹壕に落ちていった。そしてそこには容赦ない巨大な火球や雷撃が撃ち込まれる。風の魔法を受けてバランスを崩した者も同じ運命をたどる。
爆発的なエネルギーによって丸焦げに焼けただれた肉体は、いずれその生命機能を停止することになる。
これが魔法を使った戦いだった。
ドマニス軍の防御策のあらゆるものは効果を発揮していた。それは残酷なショーでもあったが、バルツ軍の進撃はそれをかき消すほどの狂気を帯びていた。敵軍はその兵力を確かに削られていたが、確実にドマニス軍本体へと迫っていた。
卓人の部隊は最前線でありながら、これだけ敵兵が迫ってきてもまだ動く指示がなかった。卓人はこのまま戦わずに終わればいいと思って、隊長のニコライの顔を見た。
しかし、彼の目は見定めていた。
完全なる勝利の機会を。
擁壁や塹壕をくぐり抜けた敵兵は戦列が細長くなって、集団としての攻撃力も防御力もほとんど失っていた。
それでも突撃してこざるを得ない。
進まなければ魔法や矢の格好の的となるからである。
バルツ軍が何本かの縦線で突っ込んでくるのに対し、ドマニス軍が厚みのある横陣の面で受ける構図になっている。
ニコライはその敵をもっとも効果的、効率的に打ち取るために可能な限り戦列が伸びきるのを待って部隊に合図を出した。
「今だ! 突っ込むぞ!」
「よっしゃあ!」
周りを囲む中年兵士たちは待っていましたと言わんばかりに動き始めた。
卓人も合わせて走った。
そうするしかなかった。
止まっていたら後ろからの味方兵士たちに踏みつぶされてしまう。
だが動き始めればそれは速すぎず、遅すぎず、陣形を一切乱さず小走りで進軍する。兵士たちはその間隔を全く乱すことなく、全員が同じ速さで走る。
個々の速さが違えば陣形は簡単に崩れる。さっきまでの互いを励まし合う人間味はどこへやら、機械のように正確な仲間たちの動きは気持ち悪ささえ覚えた。
兵学校ではこの陣形を保ったままの基本的な進軍にかなりの時間を割いて教え込んでいる。兵士のすべては卒業生であり、まさに骨身にしみ込んでいる。
卓人は彼らに合わせることに必死だった。
それからは起こるがままの事態に流されるかのようだった。
味方の後頭部を眺めながら、その合間から突然敵兵の顔が見えたかと思うと、切り捨てられて苦悶の表情で沈んでいく。
密集行進の中で時折、死んだ敵兵を踏むこともあった。
敵は目が合えば必ずといっていいほど斬りかかってくる。卓人は何とかそれを打ち払う。戦場で使う剣は、人混みで振り回しやすいように、訓練のときよりも短い。
ニコライに教わった通り鍔元近くで受け流せば敢えて追ってくる敵などいない。
不意に、視角の外から剣が突き出てきた。これはやばいと思ったが、その剣は腕ごと飛んでいった。
「小僧、前ばっかり見てたらいいわけじゃねぇぞ!」
気のよさそうな味方のおじさんが笑顔で声をかけた。その剣は鮮血にまみれ、自分の胴着にも赤いしぶきが付着していた。
次の瞬間には敵兵が喉を突かれて目の前で崩れ落ちた。
目を背けると、その先にはこぼれた腸を抱えながら青い顔をして剣を振り回す敵兵もいた。
脳天を割られ、眼を突かれ、筋肉をそがれ、指を切られ……残酷とは何かと問われれば、まさにこの有様だと答えたくなるような光景が間断なく繰り広げられてゆく。
ああ、これが戦場なのだ。
国家を守るために戦うことが彼らの使命である以上、侵略してくる者があれば当然のように殺す。
そうしなければ国家を守れない。
卓人が暮らしていた元の世界でも戦争はあった。
でも、それは遠いところでのことだった。
学校の先生は、戦争はいけないことだと言って、普通にそれに共感した。
人を殺すことは悪いことだ、だから人をたくさん殺す戦争はもっと悪いことだ。だったら戦争なんてしなければいいのだが、単純な感情論で断ずることもできないこともなんとなくわかっていた。
戦場では、余計なことなど考えずに、ただただ敵を殺すことに執着するしかない。
まるでベルトコンベアでの流れ作業のように、敵がやってくれば機械的に命を奪ってゆく。そこには相手の痛みとか残された家族たちを思いやることなどない。
むしろ自らの仕事に責任を持ち、丁寧で確実にこなしていく。
自分に同じことができるのだろうか?
軍人になる以上、人を殺す覚悟が必要である。
自身の認識不足なのか、意図的に目を背けていたのか……
卓人は、この戦場にきて初めてその問題点に気づいた。
兵学校にきて以来、ずっとまとわりつき続けてきた違和感の正体をようやく理解した。
軍とは端的に、――人を殺すことを目的とした集団であると。
必ずしもそうではない、
必ずしもそうではない!
だけど今、目の前には味方と交戦している敵兵がいる。こちらを認識しておらず、隙だらけで首を一刺しすれば簡単に命を奪うことができるだろう。
だが、卓人は躊躇った。
次の瞬間、後ろの味方兵が自分の考えたことと同じことをやってみせた。
今度は、正面から敵が斬ってかかってきた。卓人はその剣を弾き飛ばした。丸腰になった相手を卓人はそのまま放置して走り去った。おそらく後続の誰かが彼を殺すことになることを理解しながら。
一度戦場に入ってしまえば、その性質を隠すことなどできないのが軍なのだ。敵を殺さなければ、自分はどうなるか、味方はどうなるか、そんなことは自明だ。
だから、殺さなければならない。
とても、当たり前のことだった。
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