第3話

意を決して問いかける

「あなたたちはサンタですか??」


サングラスの男がニヤリと笑い、

陽気に喋りだした。


「ある人からはありがとうと言われる「サンタさん」だけど、ある人たちからは「悪魔サタン」とも呼ばれる存在かな?」


「それが、我々サタルティです」


サングラスの男が、劇の終幕のようなお辞儀をした。


「おじいちゃんの仇をうってください!!」

必死に懇願した。自分で仇を討ちたいがそんな力はない。それでも祖父の仇はうちたかった


「敵討ですか〜。でも私たちも慈善事業ではないんですよ?報酬は用意できるんですか?」

サングラスの男が問う。


「この石でどうですか?」

祖父から渡すように言われた石を差し出す


サングラスの男が石を手に取り、見つめる

「ほぉーこれは面白い!ライオさん、これが何かわかっていますか??」


祖父から、教えられた話を話す


「特別な巫女の石ね〜。」

石を手に取りながら、つぶやく。


「いいでしょう。これで依頼を引き受けましょう!我々サタルティが素敵なプレゼントを

ライオさん、あなたに贈りましょう!」

サングラスの男はそういうと満足そうに笑った。


そのとき、急に拡声器のようなものから、声がした


「ジオさん!お客さんだよ!ライオ君を探しにきたやつらだと思うよー!武装した男が3人いるよ!」

先ほどの店員さんの声がする。


「ニコ君、ありがとう!ちょっと待っててね!

ラウス君!丁重におもてなししてお帰りになってもらいなさい!」

ジオと呼ばれたサングラスの男がしゃべる


「チッ、わかったよ」


僕の頭に銃を突きつけていた男が、だるそうに答える

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