第1話

「ここ?」


1人の少年が首を傾げながら古い食堂の前で、立ち止まる。しかし意を決した顔をして、恐る恐る店に入る。


扉を開けるとリンリン。店の見た目からは想像できないような、明るいベルの音がなる。


「いらっしゃーい!」


明るい声で人懐っこそうな店員さんが声をかけてくる。


店の中に他の客はいない

とりあえず空いている端の席に座る


「注文はどうしますかー?」


先ほどの店員さんが注文を聞きに来てくれた


「ターキーとシャンメリーをお願いします」


「わかりましたー!少々おまちくださーい!」


明るい声で返事をして、店員さんがキッチンに注文を伝えに行った。


喉が渇く、出された水を飲む

そして、そのまま気を失った。


「うっ、」


気がつくと、さっき入った食堂とは全く違う場所にいた


「まぶしい!!」


急にライトが自分にめがけてつく

よく見ると、体は椅子に固定され、動くことができない


「いらっしゃーい!サタルティへようこそ!!」


黒いサングラスをかけた男が、陽気な声で話しかけてくる


その瞬間!!

カチャ。と頭に何か突きつけられた


「おい、なんで暗号を知ってるんだ??」


突きつけられたのが銃口だとわかる。

死を覚悟したその瞬間!


「はーい!ラウスちゃんだめよー!」

先ほどの男が止めて、話し出す

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