第3話 「夜明けに雷」

夜が明けてきた。ベッドから体を起こすと、とたんに彼女が喋りだす。

「雷です。雷は怖いです。雷が当たるとモンスターは凶暴になったり木材が燃えたり危ないです。外に出るのはやめましょう…」

彼女はすごくオドオドしながら豆腐建築と文句を言われた家の隅に縮こまっていた。

なんでそんなに怖がっているの?

そう彼女に聞くとまた話し始めた。

「雷が落ちると高い電圧や電流が発生し、コンセントを通じてに伝わり、故障する恐れがあるんです。」

(そうか、彼女はゲーム内の人物、雷などでテレビやゲーム機が壊れたらいけないから怖がっているのか。と待てよ?この雷は現実で起こっているものじゃなくゲーム内で起こっているものだろ?恐れる必要はないじゃないか。)

そう思い彼女の警告を無視して外に出た。

外はゲームの世界といえど暗くてとても怖かった。すると足音が聞こえてくる。

(誰が近づいてくるんだ?まさかモンスター?)

そう思い僕は息を殺した。

来る。そう思ったその時

[ブヒッ]っと鳴き声がした。

何だブタさんか。雷がなっているから危ないよ。

そういったその時目の前に雷が落ちた。


p.s. 流石に毎日は厳しいので2〜3日に1話出すくらいの頻度で行きますね

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