第2話 「はじめにすること」

この世界で何をするのかわからない。操作方法程度なら確認してきたからわかるけどそれ以外はわからない。どうしよう、でも彼女がいるから。

「はいはーい呼びましたー?何をするかわからないって? そんなの簡単。そこに木があるでしょう?それを切ってください。最初は素手でも壊せますが、もっと早く壊したいのなら原木を木材に加工して作業台を作ってください。そして...」

ちょっと待って!今やってるから!

そんな僕を置いといて彼女は話し続ける。

「そして木材を棒にクラフトして斧を作ってください。そうすればもっと早く木を切れます。」

説明が終わると同時に彼女はピタリと静かになった。

ようやく斧が作れたら木を切っていく。だいぶ木材が溜まってきたと思ったらすっかり夜になっていた。すると彼女はまた声を上げて説明しだす。

「その木材を使って簡易的な家を作りましょう。夜にはモンスターが沸いて危ないので。」

そんな彼女の言葉を聞いて、僕はベッドに横になり、眠った。


第3話 ⛈

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